SEO対策 CGMとは?意味やメリット・デメリット、SEO効果について解説

SEOでよく用いられる用語の中から、今回は「CGM」の意味やSEOへの効果について解説します。
CGMの意味は?
「CGM」は、Consumer Generated Media(コンシューマー・ジェネレイテッド・メディア)の略称です。直訳では消費者生成メディアと訳します。
CGMはユーザーがWEBサイトにおいて、自発的に投稿したコンテンツによって作られるメディアサイトであり、SNS(Twitterや Facebookなど)やBBS、口コミサイト、ブログサービスなどがこれらに該当します。
消費者からの情報発信により自然とコンテンツが充実していくという画期的な仕組みを持ちます。CGMでは、ユーザー発信による質の高いコンテンツが増えることで、さらなるユーザー数を増やすことができるため、WEBマーケティングを行う上でCGMを利用する企業が増えています。

CGMが普及した背景とは?
以前までWEBビジネスの現場では、企業側がコンテンツを制作して広告を発信するといった一方通行なメディアが一般的でした。
しかし昨今は、一方的に情報を発信するのではなく、企業広告以外の第三者からの情報や生の声から商品・サービスの良し悪しを判断しようという消費者が増えたこともありCGM型サイトが普及しています。
一時期話題になった口コミによる情報拡散を狙うバズマーケティング・バイラルマーケティングもCGMによって行うことが可能です。
CGMのメリットとは?
CGMを利用する企業側のメリット
- 不特定多数のユーザーからあらゆる情報が提供される
- 不特定多数のユーザーに情報が拡散される
- コンテンツ作成に大きな労力を割くことがなくメディア運営できる
- 結果として効率的にユーザー数を増やせる
CGMを利用する消費者側のメリット
- 自身の価値観で自由度の高い情報発信が可能
- サイトによっては匿名で情報を発信できる
- 実際に製品・サービスを体験した人のリアルな情報を直接入手できる
- 不特定多数の消費者間で直接コミュニケーションが可能
CGMを利用したSEOへの効果について
アクセスやユーザーが増える
CGMは、ユーザーが自発的に発信したいと思わせる使い勝手のいい仕組みを構築することで、より多くの情報を集まるようになりユーザー数も徐々に増えていきます。
具体的には、購入する際に有益な情報が多く発信されているサイトだと消費者に認識されることで、WEBサイト自体の評判が上がり、自然とユーザーの数も増えていきます。
SEO効果が期待できる
検索エンジンは有益な情報が多く集まるWEBサイトやページに対して高く評価する傾向にあることから、CGMはSEO観点からも効果が見込めます。
CGMは前述の通り、有益なサイトだと認識された場合、自然とユーザーやアクセスが増えていくので、WEBサイトに多くの情報や外部リンクが集まりやすくなります。
また、ユーザーによるコンテンツ増加の結果として、様々なキーワードが自然とサイト内のページに蓄積されます。このように必要なSEO要件を満たすことができるので、様々な検索キーワードで引っかかりやすくなりSEO効果の恩恵を受けることができます。
CGMのデメリット
消費者が自主性を持ち情報を発信できるCGMは、あらゆる情報を拡散し大量のコンテンツが生み出されることに大きな魅力があり、SEO観点からも大きな効果を発揮しやすいです。ただ、CGMにはデメリットもあります。
情報の内容に関してのトラブルが発生するリスクがある
ユーザーにより発信される情報が100%正確であるという確証はなく、メディアによってはトラブルに発展するリスクがあります。
リスク管理をしながらWEBサイトを運営するノウハウが必要
CGM型のサイトを運営する場合は、ユーザー離れというリスクを回避するためにも行動をできるだけ制限しないことも大切なことですが、それと同時にユーザーのニーズをよく理解したうえで企業が目指すサイトをしっかりコントロールする仕組みづくりをすることが重要です。
ユーザー目線でのサイト設計をしないとユーザーが定着しない
口コミやコミュニケーションのためには、当然、使いやすさが求められます。なので、そういった点を考慮しないとユーザーが定着せず、制作コストに見合わない結果になるリスクもあります。
以上、「CGM」の意味やSEOへの効果について解説でした。