SEO対策 クローラビリティとは

SEOでよく用いられる単語の中から、今回は「クローラビリティ」の意味やSEOとの関係性について解説します。
クローラビリティとは?
「クローラビリティ」とは、クローラーの巡回のしやすさを指します。検索エンジンはクローラーというプログラムでWEB上の情報を周期的に集め、自動的にデータベース化しています。クローラビリティを最適化することでクローラーが巡回されやすくなり、検索エンジンにWEBサイトが早く認識されます。
クローラビリティ改善とSEOの関係性
新規で投稿したコンテンツなどは検索エンジンに認識され、インデックス化されなければ検索結果に表示されることはありません。そのため、検索エンジンに早く認識されるためにも、クローラーが巡回しやすいWEBサイトにする、すなわちクローラビリティを改善する必要があります。
クローラビリティが最適化されるとクローラーの回遊率が向上し、クローラーに適切に情報が伝達されるようになることから、SEOにおける相乗効果にも大きな期待が持てます。
クローラビリティを改善する方法
Googleサーチコンソールを使うとWEBサイト内のクロール統計情報を調べることができます。コンテンツの量が多いのに対しクロール数が極端に低い、あるいは減ったという場合は、以下のような方法を用いて早急にクローラビリティを改善する必要があります。

・WEBサイトのURLの正規化を行う
URLの正規化が行われていないと、正しくページを読み込みません。
・すべてのページにたどり着けるリンク構造にする
URLの正規化が行われていないと、正しくページを読み込みません。たどりつけないページは評価対象になりづらいです。
・3階層のディレクトリ構造にする
ディレクトリの階層が深すぎたり、2クリックで全ページにいける構成でないと、クローリング漏れが出てきます。
・パンくずリストを設定する
内部リンクを増やし、かつサイトの構成が伝わりやすいため設定を推奨します。
・Googleサーチコンソールを使ってクロールを促進する
時にはGoogle search consoleからクローラーを促進することも大事です。特にほとんど露出できていないWEBサイトはクロール頻度が変わるので留意しましょう。
・サイトマップを送信、または更新する
サイトマップを送信することで、適切なサイト構造をGoogleに伝えられ、クローラーにやさしいです。

・リンクのないページは削除する
リンク切れのページがあると、クローリングがとまって、離脱してしまうので、注意しましょう。
新しくWEBサイトを立ち上げた際や、新たにページをアップした際は、検索エンジンに早く認識してもらえるようにクローラビリティを上げるための工夫が必要です。
SEO対策の効果を高めるためにも、クローラビリティを改善してクローラーにWEBサイト内を巡回させやすくすることが大切です。
以上、「クローラビリティ」の意味やSEOとの関係性についての解説でした。