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SEO対策 2023/02/24

相互リンクとは?SEO効果とやり方について解説

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相互リンクとは、WEBサイト同士がリンクを設置しあっている状態です。検索順位を操作する目的での相互リンク設置はGoogleの規約に違反する行為であり、ペナルティを受ける可能性があります。ただし、自然な形で相互リンクをおこない被リンクを獲得することは有効なSEO対策と言えます。本記事では、正しい相互リンクのやり方を解説していきます。

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相互リンクとは

相互リンクとは、異なるドメインのWEBサイト同士がリンクを設置しあっている状態のことを指します。

お互いのサイトに相手のサイトのリンクを設置することで、相手のサイトを閲覧したユーザーを自身のサイトへ誘導する仕組みです。

自身のサイトが誰にも知られていないWEBサイトであっても、相互リンクした相手のサイトから一定の流入が期待できます。また、検索順位向上を期待して相互リンクを設置する場合もあります。

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相互リンクの仕組みとは

相互リンクという考え方が最初に登場したのは、AmebaやFC2、はてなブログなどの無料ブログサイトで個人の趣味ブログが大量に作られた時代です。

同じ趣味を持つ者同士の情報交換、交流のきっかけとして、お互いのブログにリンクを設置していました。自分のブログに訪れた読者に仲間を紹介することが、相互リンクを設置する目的だったと言えるでしょう。

この時代の相互リンクの集め方は、同じ趣味のブログを自身で探し、コメント欄などから相互リンクをお願いする手法です。

その後、相互リンクに高いSEO効果があると認識されるようになってからは、相互リンク集サイトや自動相互リンクサイトを使って相互リンクを設置するブログ・サイト運営者が増加しました。

相互リンク集サイトは、相互リンクを募集しているサイトを掲載することでWebサイト同士をマッチングし、相互リンクを設置する仕組みです。

一方、自動相互リンクサイトでは、サイトのURLやタイトル、紹介文などを入力するだけで自動的に相互リンクが作成される仕組みになっています。

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内部リンク・被リンクとの違い

相互リンクと内部リンクの違いは、リンクが設置されるドメインが同じかどうかです。
同じドメイン内のページ同士に設置したリンクを内部リンクと言います。一方、相互リンクは、異なるドメインのページ同士にリンクを設置している状態です。

内部リンクは、サイト内の以下のような箇所に設置されます。

  • グローバルナビゲーション
  • サイドバー・フッター
  • パンくずリスト
  • 記事コンテンツ
  • HTMLサイトマップ

相互リンクでは、相互リンク専用のページを作成する場合が一般的です。

また、相互リンクと被リンクの違いは、相手のサイトへリンクを設置しているかどうかです。
被リンクとは、外部サイトから自サイトに貼られているリンクです。自サイトに相手のサイトへリンクを設置しているかは関係ありません。

一方、相互リンクでは、自サイトに相手のサイトへリンクを設置し、相手のサイトには自サイトへのリンクが設置されます。

▼ 内部リンクと被リンクについては下記の記事で詳しく解説しています。

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相互リンクのSEO効果

以前は、相互リンクを大量に設置することで検索順位が向上するといったSEO効果がありましたが、現在では大量の相互リンクを集める手法ではGoogleから手動のペナルティを受ける可能性があります。

相互リンクは、相手のサイトから被リンクされている状態です。被リンクは順位を決定する上での評価基準に含まれており、質の高いサイトや自サイトと関連性の高いサイトから被リンクを獲得することでサイトが検索上位されやすくなります。

つまり、SEO効果を期待して相互リンクする場合、相手のサイトがGoogleからどのように評価されているかが重要だということです。

低品質なサイトと相互リンクすれば、Googleからペナルティを受けたり、相互リンクの効果が無効になったりします。

逆に、質の高いサイトや自サイトと関連性の高いサイトとの相互リンクでは、高いSEO効果が期待できるでしょう。

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相互リンクに対するGoogleの見解

Googleの相互リンクに対するGoogleの見解は以下の通りです。

過剰な相互リンク(「リンクする代わりにリンクしてもらう」)や、相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成する

自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成する

第三者のコンテンツ所有者に対し、アウトバウンドリンクに修飾属性を適用するかどうか選ぶ権利を与えずに、特定の利用規約や契約、または同様の取り決めの一部として、リンクを義務付ける

リンクスパム Google検索セントラル


Googleは、ランキング操作を目的として相互リンクすることを規約で禁止しています。

近年のGoogleアップデートを見ていても、相互リンクを多用して順位を上げる手法は逆効果になる可能性が非常に高いです。

ただし、あくまでもリンクスパムに該当するような相互リンクが問題だと指摘しているだけであり、相互リンクのすべてを否定しているわけではありません。

友人が作成したブログや関連性が低いサイトとの相互リンクまでが規約違反と明言しているわけではなく、明確な基準がGoogleから提示されているわけでもありません。

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現在は相互リンク集サイトや自動相互リンクサイトはぺナルティの可能性がある

前述したようにGoogleは過剰なリンク交換や相互リンクのみを目的とした相互リンク募集サイトからのリンク、自社サイトと関連の無いサイトと大量に相互リンクをするなど、ランキング操作を目的とした相互リンクは規約違反だと明言しており、ペナルティを受ける可能性があります。

Googleからペナルティを受けてしまったWEBサイトは、上位表示されていたキーワードの検索順位が大幅に下げられたり、インデックスから削除され検索結果に表示されなくなってしまったりすることになります。

近年のGoogleアップデートを見ていても、相互リンクを多用して順位を上げる手法は逆効果になる可能性が非常に高いです。

Googleからペナルティを受ける要因としては以下のようなものがあります。

  • 低品質なコンテンツがある
  • 有料リンクや低品質なリンクがある
  • その他Googleのガイドライン違反がある


▼ Googleペナルティについては下記の記事で詳しく解説しています。

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自身のサイトとの関連性があれば検索順位が上がる可能性がある

ただし、規約違反となるのはランキング操作を目的とした相互リンクであり、自然な形で相互リンクが形成されるような状況をGoogleが否定しているわけではありません。

外部のWEBサイトからリンクを受け取る被リンクは検索順位を決定する重要な要素のひとつだとされており、自身のサイトと関連性が高いサイトとの相互リンクであれば、検索順位が上がる可能性があります。

つまり、高品質なWEBサイトから受けたリンク自体は全く問題ではなく、かえって検索エンジンから評価を得られやすく高いSEO効果が期待できるということです。

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ドメインランクが高いサイトであれば自サイトのドメインランクが高まる

相互リンクの相手がドメインランクの高いサイトであれば、自サイトのドメインランクが高まる傾向にあります。

ドメインランクとは、Googleからどのくらい評価されているかを数値で表したものです。ドメインランクが高くなればGoogleからの評価につながり、検索順位も上がると言われています。ドメインパワー・ドメインオーソリティーと呼ばれることもあります。

ただし、ドメインランクという考え方はGoogleが公式に認めているものではなく、MozやAhrefsなどの民間企業が、Googleの評価に関わる要素から数値化したものにすぎません。

つまり、ドメインランクはGoogleが使用している指標ではなく、検索順位の決定や検索結果に直接影響するものではないということです。

ドメインランクは被リンクなどのさまざまな要素から数値化されているため、確かに被リンクが多いサイトはドメインランクも高い傾向にあります。

相互リンクを設置することでドメインランクが高くなり検索順位に影響を与えるというより、相互リンクを設置することによってサイトの評価が高くなり、ドメインランクという数値として反映されていると考えるべきでしょう。

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相互リンクのメリット

前述したように、自身のサイトと関連性が高く、ドメインランクが高いサイトと相互リンクを設置すれば検索順位が上がるメリットがありますが、他にも以下のようなメリットも期待できます。

  • アクセス数の向上
  • ユーザーの利便性向上
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ユーザーが流入するため、アクセス数が増える

相互リンクを設置することで相手のサイトからの流入が期待でき、アクセス数が増加します。

▼ サイトへの主な流入経路は主に以下の4つです。

  • オーガニック検索
  • 有料広告
  • SNS
  • 外部サイト


オーガニック検索からのアクセス数を増やすためには、集客コンテンツを作成し、SEO対策でコンテンツが検索上位表示される必要があります。自分でSEO対策をすれば費用はかかりませんが、効果が出るまでに時間がかかる点がデメリットです。

有料広告であれば短期間でアクセス数を増やすことができますが、広告を出稿する費用がかかります。TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSなら無料で集客できますが、フォロワーを集めたり、定期的に発信したりする必要があり、手間と時間がかかります。

一方、相互リンクを設置することで外部からのアクセス数を増やす場合は、最初に相互リンクを設置すること以外、作業をする必要はありません。

自サイトと関連性が高いサイトと相互リンクができていれば、相手のサイトを訪れたユーザーが自サイトに興味を持つ可能性も高いです。

サイトを作成したばかりでオーガニック検索からの流入が期待できない場合や、アクセス数増加に費用や手間をかけたくない場合だと、相互リンクはアクセス数増加に効果的な手法と言えるでしょう。

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ユーザーの利便性の向上

自身のサイトと関連性が高いサイトやもっと詳しい情報が得られるサイトと相互リンクができていれば、ユーザーの利便性が向上します。

ユーザーはさまざまな目的でサイトに訪れるため、ひとつのサイトで完全に満足するケースは少ないです。もっと詳しい情報が得られるサイトがないか、もっと分かりやすく書いているサイトはないかと、複数のサイトを閲覧する人の方が多いでしょう。

相互リンクで関連性の高いサイトが紹介されていればユーザーはわざわざ探す手間が省け、利便性が向上します。

ただし、自サイトとの関連性が低いサイトと相互リンクしている場合だと、ユーザーの利便性が高くなるとは限りません。

例えば、動画編集に関するサイトがダイエットに関するサイトを相互リンクした場合、どちらのユーザーも相互リンク先のサイトに興味を持つ可能性は低いでしょう。

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相互リンクのデメリット

相互リンクのデメリットは以下の2点です。

  • 検索順位が下がる可能性がある
  • 他サイトにユーザーが遷移してしまう
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検索順位が下がる可能性がある

前述したように、ランキング操作を目的とした相互リンクはGoogleからペナルティを受ける可能性があり、上位表示されていたキーワードの検索順位が大幅に下げられたり、インデックスから削除され検索結果に表示されなくなったりするかもしれません。

Googleペナルティには手動ペナルティと自動ペナルティの2種類があり、いずれも放置したままでは検索順位が元に戻ることはありません。

手動ペナルティの場合は、Googleサーチコンソールに届いた通知を参考にガイドラインに抵触した箇所を改善し、Googleへ再審査リクエストをしましょう。

自動ペナルティの場合は、原因の特定と改善をおこない、クローラー巡回を待つ必要があります。

また、悪質なサイトとの相互リンクで検索順位が下がった場合には、Googleサーチコンソールからリンクを否認することで問題が解決する場合もあります。

▼ 被リンクの否認方法については下記の記事で詳しく解説しています。

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他サイトにユーザーが遷移してしまう

相互リンクのデメリットは、相手のサイトにユーザーが遷移してしまうことです。

せっかく自サイトに見込み顧客を集客したのに他のサイトにユーザーが移動してしまうと、自サイトでコンバージョンが獲得できません。

例えば、ペットフードを販売しているサイトが、同じようにペットフードを販売している他のサイトと相互リンクした場合、自サイトでペットフードを購入せず相互リンクしたサイトの方で購入するかもしれないということです。

相互リンクによってアクセス数が増加する一方で、売上は逆に下がってしまうかもしれません。

また、相互リンクによってユーザーが相手のサイトへ移動するだけでなく、Googleからの評価も相手のサイトへ移動します。リンクを設置することで相手のサイトに移動するSEO効果をリンクジュースと呼びます。

相互リンクの場合はお互いにリンクを貼っている状態なので、相手のサイトに移動するリンクジュースと、相手のサイトから受け取るリンクジュースが同程度であれば問題ありません。

しかし、自サイトより質の低いサイトと相互リンクした場合、受け取るリンクジュースより与えるリンクジュースの方が大きくなってしまうため、自サイトの評価が下がる恐れがあります。

▼ リンクジュースについては下記の記事で詳しく解説しています。

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SEOに効果的な相互リンクのやり方3選

SEOに効果的な相互リンクのやり方は以下の3つです。

  • 関連性が高いサイトと相互リンクする
  • ドメインランクが高いサイトと相互リンクする
  • nofollowの設定をおこなう
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関連性が高いサイトと相互リンクする

関連性が高いサイトと相互リンクすることは、SEO対策として効果的です。サイトで扱うテーマやページで説明している内容との関連性が高ければ、Googleから自然なリンクと判断されSEO効果が期待できます。

一方、関連性が低いサイトと過剰に相互リンクすると、Googleからランキング操作を目的としたスパムリンクだと判断され、ペナルティを受けるかもしれません。

また、関連性が高いサイトでも、企業の利益を損なう可能性があるサイトとの相互リンクはおすすめしません。

相互リンクする場合は、サイトの関連性だけでなく、サイトを運営しているのはどのような企業なのか、自社の利益をとってマイナスにならないかも確認しておきましょう。

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ドメインランクが高いサイトと相互リンクする

Googleは、リンクの数よりリンクの質を重視して評価しています。大量の相互リンクを獲得しても、SEO効果が高くなるとは限りません。相互リンクする場合は、相手のサイトのドメインランクを確認し、できるだけドメインランクが高いサイトと相互リンクするようにしましょう。

サイトのドメインランクは、MozやUbersuggest、Ahrefsなどのツールで確認できます。

ドメインランクは、Moz・UbersuggestではDomain Authority(DA)、AhrefsではDomain Rating(DR)という指標で表示されます。

▼ Mozの「Link Explorer」でドメインランクを調べる手順は以下の通りです。

  1. Mozにログイン
  2. 調べたいサイトのURLを入力
  3. 【Search】をクリック
  4. サイトのDomain Authorityを確認


ドメインランクは0から100の数値で表示され、数値が高いほどドメインランクが高いとみなされます。

公的な機関が運営するサイトやGoogleに代表されるGAFAなどの大企業が運営するサイトはドメインランクが非常に高く、相互リンクできれば高い効果が期待できるでしょう。

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nofollowの設定をおこなう

検索順位向上のために相互リンクを設置するのではなくアクセス数増加を期待して相互リンクする場合には、自サイトにリンクを貼る際にnofollowの設定をおこないましょう。

nofollowとは、リンク先のページへの評価移動を無効化できるリンクタグです。

Googleウェブマスターツールでは信頼できないサイトや内容を保証できないコンテンツへのリンクにはnofollowを付けることを推奨しており、リンクにnofollowを付けることで自サイトから不正サイトへのページ評価移動を防止できます。

▼ nofollowについては下記の記事で詳しく解説しています。



また、相手のサイトがnofollow設定をしていない場合には、nofollow設定をお願いするのも効果的です。

相手のサイトがnofollow設定をしているかどうかは、Google Chrome拡張機能「NoFollow」をインストールすることで、表示しているページのnofollow属性を確認できます。

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間違った相互リンクのやり方

以下のような間違ったやり方で相互リンクすると、Googleからランキング操作を目的とした相互リンクと判断され、ペナルティを受ける恐れがあります。

  • 相互リンクを無理に増やす
  • 相互リンク募集サイト・ツールを利用する
  • 相互リンク目的のサテライトサイトを作る
  • 低品質なサイトと相互リンクする
  • 同じIPのサイトと複数相互リンクをおこなう


どのようなやり方が間違った相互リンクなのかを解説します。

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相互リンクを無理に増やす

ランキング操作を目的として相互リンクを無理に増やそうとすると、Googleからリンクスパムと見なされ、サイトの掲載順位が下がったり検索結果に表示されなくなったりする恐れがあります。

以前は大量の被リンクを獲得しているサイトが検索上位表示されていましたが、現在は被リンクの数より質を重視してサイトを評価しています。つまり、相互リンクや被リンクを大量に獲得しても効果は薄いということです。

ただし、自然な形で関連性の高いサイトとの相互リンクが増えていくことは問題ありません。

相互リンクを増やす場合は相手のサイトが関連性の高いサイトなのか、ドメインランクが高いサイトなのかを確認し、ユーザーにとって役に立つ相互リンクを心掛けましょう。

また、相手からリンクを購入する形で相互リンクを無理に増やそうとすることも間違いです。

Googleは、ランキング操作を目的としたリンク設置やリンクを含む投稿に対して金銭のやり取りをするリンクスパムを禁止しています。

リンクスパムアップデートによってスパムリンクの効果は無効化されており、相互リンクしても効果は得られません。

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相互リンク募集サイト・ツールを利用する

Googleは相互リンク募集サイト・ツールのように自動化されたプログラムやサービスによる相互リンクをスパムリンクとみなしており、手動ペナルティを受ける恐れがあります。

自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成する

リンクスパム Google検索セントラル


相互リンク集サイト・ツールとは、相互リンクを募集しているサイトを掲載しているサイトや、サイトのURLやタイトル、紹介文などを入力するだけで自動的に相互リンクが作成されるツールです。

相互リンク募集サイト・ツールを使用して相互リンクするのではなく、以下のような自然な形で相互リンクすることを心掛けましょう。

  • 自社の別サイト同士でリンク
  • 相互リンクしたいサイトに連絡する
  • 相互リンクしたいサイトについてポジティブなコンテンツを作る
  • 知り合いやSNSで知り合ったサイト運営者に直接依頼する
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相互リンク目的のサテライトサイトを作る

相互リンクを目的としてサテライトサイトを作成し、自サイトと相互リンクする行為をGoogleはスパムリンクとみなしており、手動ペナルティを受ける恐れがあります。

過剰な相互リンク(「リンクする代わりにリンクしてもらう」)や、相互リンクのみを目的としてパートナーページを作成する

リンクスパム Google検索セントラル


サテライトサイトとは、サテライトサイトから自サイトへの被リンクによるSEO効果を期待して作成されたサイトです。

ブラックハットSEOが流行していた時代にはサテライトサイトを大量に作成するサイトが多かったですが、現在ではペナルティの対象となっているため作成しているサイトは減少しています。

ただし、コーポレートサイトやオウンドメディア、ECサイトといったように、自社で複数のサイトを運営している場合、サイト同士で相互リンクするのは問題ありません。

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低品質なサイトと相互リンクする

低品質なサイトとの相互リンクはGoogleからスパムリンクとみなされ、手動ペナルティを受ける恐れがあります。

▼ Googleが考える質の低いコンテンツとは、以下のようなコンテンツです。

  • オリジナルのコンテンツがほとんどなくユーザーにとって価値のないページ
  • 無断複製されたページ
  • 自動生成されたコンテンツ
  • 内容の薄いアフィリエイトページ
  • 類似するキーワードで検索結果の上位に表示されることを目的に作成されたサイト


上記のような低品質なサイトと相互リンクしている場合は、発リンクにnofollowの設定をするか、Googleサーチコンソールから被リンクの否認をおこないましょう。

ただし、個人が運営するブログや検索順位が低いサイトが低品質なサイトだというわけではなく、自サイトと関連性が高く、ユーザーの利便性を高めるサイトとの相互リンクであれば問題ありません。

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同じIPのサイトと複数相互リンクをおこなう

同じIPアドレスから不自然に大量のリンクが貼られているとGoogleからスパムリンクとみなされ、手動ペナルティを受ける恐れがあります。

IPアドレスとは、インターネットなどのIPネットワークに接続されたすべての機器に割り当てられた識別番号です。

通常であれば、相互リンク相手のサイトのIPアドレスは分散されており、特定のIPアドレスからのリンクが集中することはありません。

1台のサーバーで複数のドメインのサイトを作成し、それぞれのサイトで相互リンクすると、同じIPアドレスのサイトからリンクが貼られている状態になります。

このような場合はGoogleから不自然なリンクと判断され、ペナルティを受けるかもしれません。

1台のサーバーで複数のドメインのサイトを運営していて相互リンクを貼る場合には、IP分散を検討した方がよいでしょう。

▼ IP分散については、下記の記事で詳しく解説しています。

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相互リンクの依頼方法

相互リンクの依頼方法は以下の通りです。

  • 自社の別サイト同士でリンク
  • 相互リンクしたいサイトに連絡する
  • 相互リンクしたいサイトについてポジティブなコンテンツを作る
  • 知り合いやSNSで知り合ったサイト運営者に直接依頼する


前述したように、Googleはランキング操作を目的としたリンク設置やリンクを含む投稿に対して金銭のやり取りをするリンクスパムを禁止しています。

相互リンクを依頼する際に金銭のやり取りをおこなってしまうと、ペナルティを受けるかもしれません。

相互リンクを無理にお願いするのではなく、相互リンクをするサイトとの運営者との有効な関係を築くことが重要です。

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やり方①:自社の別サイト同士でリンク

コーポレートサイトやオウンドメディア、ECサイトといったように自社で複数のサイトを運営している場合、サイト同士で相互リンクを貼るのも効果的です。

ただし、前述したようなサテライトサイトとの被リンクはペナルティの対象となるかもしれません。

過剰な相互リンクにならないように、それぞれのサイトから数個の相互リンクに留めておきましょう。

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やり方②:相互リンクしたいサイトに連絡する

相互リンクしたいサイトにメールやコメント欄から連絡することで、相互リンクしてもらえるかもしれません。

相互リンクをお願いする際には、自サイトのURLだけを伝えるのではなく、自己紹介や挨拶から失礼がないようにおこないましょう。

また、相手のサイトに自サイトのオリジナル画像が無断で使用されている場合は、相手に連絡することでリンクを貼ってもらえる可能性が高いです。

外部サイトから引用されるようなオリジナル画像を作成している場合には、無断で使用されていないか画像検索で確認してみましょう。

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やり方③:相互リンクしたいサイトについてポジティブなコンテンツを作る

相互リンクしたいサイトについてポジティブなコンテンツを作ってリンクを貼っておけば、サイトを見た相手のサイトがお返しとしてリンクを貼ってくれるかもしれません。

ただし、リンクを含むコンテンツ作成に対して金銭をやり取りしたり、特定の商品を紹介するページを作成してリンクを設置する見返りとして物品やサービスをやり取りしたりする行為はリンクスパムです。

相互リンクの見返りを期待してコンテンツを作成するのではなく、自然な形でリンクをもらうように心掛けましょう。

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やり方④:知り合いやSNSで知り合ったサイト運営者に直接依頼する

知り合いやSNSで知り合ったサイト運営者に直接依頼することで、相互リンクしてもらえるかもしれません。

有名なブロガーやYouTuber、インフルエンサーと相互リンクできれば、高いSEO効果やアクセス数増加が期待できるでしょう。

SNSで自社の名前やサイト名、サービス名でエゴサーチすれば、自社に興味を持つサイト運営者が見つかるかもしれません。サイテーションされているサイトが見つかったら、サイト運営者に相互リンクを依頼してみましょう。

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まとめ

相互リンクは、Googleのガイドラインを正しく理解し、Googleから正しい評価を受けるようにする事が重要です。検索順位を操作する目的で相互リンクを設置すれば、Googleのガイドラインに違反する行為として手動ペナルティを受けるかもしれません。

ただし、ユーザーにとって利用価値が高く、有益なWEBサイトと相互リンクをおこない、被リンク獲得をすることは有効なSEO対策です。

検索順位の操作の為の相互リンクは削除し、ユーザー目線で必要なサイトや流入がある関連した相互リンクだけを残すようにしましょう。

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この記事を書いたライター

SEO施策部

SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。 サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超のノウハウをSEOサービスに反映し、3,000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。

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