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SEO対策 2024/04/12

強調スニペットとは|出し方と対策・非表示にする方法

強調スニペットとは?表示方法や仕組みについて解説のサムネイル画像です

本記事では、強調スニペットとは何なのか?基本的な説明はもちろん、強調スニペットに表示させることで得られるメリットや注意しなくてはならないデメリット、表示させる方法などを詳しく説明しています。強調スニペットはユーザーがサイトへ訪問するか否かを決定づける要素の1つです。しっかりと理解し有効活用していきましょう。

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強調スニペットとは

強調スニペットとは、Google検索結果の上部にユーザーの質問に直接的な回答を表示する仕組みの事です。通常、検索結果の最上部(1位)に配置され、検索クエリに最も関連性の高い情報を短く要約して表示します。

強調スニペットは、質問形式の検索クエリに対してよく見られ、ユーザーの検索クエリに合わせて文章、リスト、手順、表、動画などが表示されます。Googleは、強調スニペットで検索クリエにマッチした回答を簡潔に提供することで、ユーザーが迅速に情報を得られるようにしています。

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強調スニペットが表示される場所

強調スニペットは、Google検索で1位のサイトのURL・ぺージタイトルの上部に表示されます。

▼ 以下の画像では、赤枠の部分が「強調スニペット」の表示場所になります。

協調スニペット 表示場所


また、強調スニペットはパソコン・スマートフォンで「表示される」「表示されない」といった違いはなく、どちらも1位の上部に表示されます。

ただし、Google広告が表示される場合は、広告枠の下に出てくることになるため、強調スニペットはあくまでオーガニック検索結果(自然検索結果)の最上部に表示される仕組みとなります。

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強調スニペットが表示されるキーワード

強調スニペットはGoogle検索結果に必ず出てくるわけではなく、検索キーワードによって表示される場合と表示されない場合があります。

「強調スニペットは、ユーザーの探している情報が見つけやすくなると判断された場合に表示され、実際にリンクをクリックしたときの内容やページに関する説明を見ることができます。

Google の強調スニペットの仕組み

では、強調スニペットはどのようなキーワードで表示されるのでしょうか?
いくつか実際に検索して試してみました。

■ キーワード:「被リンク」
■ 結果:強調スニペットが表示された

キーワード「被リンク」での協調スニペットの表示


■ キーワード:「被リンク seo」
■ 結果:強調スニペットは表示されない

キーワード「内部リンク」での協調スニペットの表示


■ キーワード:「被リンク 読み方」
■ 結果:強調スニペットが表示された(画像付き1枚)

キーワード「被リンク 読み方」での 協調スニペットの表示


■ キーワード:「被リンクとは」
■ 結果:強調スニペットが表示された(画像付き2枚)

キーワード「被リンクとは」での 協調スニペットの表示


このようにキーワードによって強調スニペットが表示される場合と表示されない場合がありますが、傾向として「疑問形のキーワード」に関しては強調スニペットが表示される傾向が多いです。

ただし、疑問形のキーワードでも強調スニペットが表示されない場合もあるため、表示される基準は不明となります。

また、Googleの公式ヘルプを見ても強調スニペットを表示させるかどうかの基準は公開されていません。あくまで、ユーザーの検索キーワードに合わせて自動で判断していると解説されています。

ただし、不適切な強調スニペットに関して報告するフォームが設置されているため、日々ユーザーからのフィードバックを基に表示の有無を調整していると考えられます。

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強調スニペットのクリック先

強調スニペットをクリックすると、自動的にWEBページ内の該当箇所にスクロールし該当箇所が色付で表示されます。この機能により、ユーザーはWEBサイトをクリック後も、ページ内の回答がある場所にすぐに辿りつく事が可能になります。

強調スニペットクリックすると該当箇所に自動でスクロール


ただし、自動スクロール機能はサイト運営者にとってはデメリットとなる可能性があります。

画像の例では、該当箇所がページ上部だっためスクロールされても大きな問題はありませんが、該当箇所がページの下部だった場合は、本来ユーザーに伝えたい部分を通り越してしまう可能性があるため離脱率が高まる可能性があります。

これはGoogleの仕様で自動的にスクロールされるため、マークアップ等で防ぐ方法はありません。
※ Google chromeではスクロールされるが、firedoxなど別のブラウザではスクロールされないケースも確認出来たため、ブラウザの仕様によって異なる可能性があります。

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強調スニペットの種類

強調スニペットは、ユーザーが検索したキーワードによって異なる形式で表示されます。

▼ Googleは、以下の5つの種類の中からユーザーに最も回答が伝わりやすい形式を自動で選択して強調スニペットを表示させます。

  1. 文章(段落の強調スニペット)
  2. 手順(番号リストの強調スニペット)
  3. データ(テーブルの強調スニペット)
  4. リスト(箇条書きリストの強調スニペット)
  5. 動画(YouTubeの強調スニペット)

それぞれどのようなものか詳しく解説します。

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文章

段落の強調スニペット


文章(段落の強調スニペット)は、特定のキーワードに対する検索で、明確な回答をテキスト形式で提供するGoogle検索の機能です。

このタイプの強調スニペットは、ユーザーが検索したキーワードや質問に対する直接的な回答を短い段落のテキストで提供します。

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手順(番号リスト)

番号リストの強調スニペット


手順に関する情報を求める検索クエリに対して表示されるのが、番号リストの強調スニペットです。

例えば、「テントの張り方」や「パスワードの変更方法」といった検索キーワードでは、そのプロセスを順番に説明するリスト形式のスニペットがGoogle検索結果の上部に表示されることがあります。

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データ(テーブル)

テーブルの強調スニペット


データ(テーブルの強調スニペット)は、金額や料金に関する検索キーワードで顕著です。たとえば、「SEO 相場」や「スマートフォンプラン料金」のような検索クエリに対して、サービスや商品の価格を要約したテーブル形式のスニペットがGoogle検索結果の上部に表示されることがあります。

テーブルの強調スニペットが表示される可能性を高めるためには、WEBページのコンテンツをHTMLの「テーブルタグ」を使用して適切にマークアップすることが有効です。

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リスト(箇条書き)

箇条書きリストの強調スニペット


リスト(箇条書きリストの強調スニペット)は、Google検索結果において特定の情報を箇条書き形式で簡潔に提示する強調スニペットのタイプです。

この形式は、ユーザーが「○○ランキング」など、リスト形式での回答が適切な検索クエリに対して表示されます。

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動画(YouTube)

動画の強調スニペット


動画(YouTubeの強調スニペット)は、Google検索結果において特定のクエリに対する回答として動画コンテンツを表示するタイプの強調スニペットです。動画の強調スニペットは、特にYouTubeの動画によく見られ、検索エンジンが動画の内容を特定のクエリに適していると判断した場合に表示されます。

ただし、最近の傾向として曲名などで検索すると、強調スニペットではなくナレッジパネルに表示される事が多くなっています。

曲名検索 ナレッジパネルに表示
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強調スニペットを表示させる対策方法(出し方)

▼ 強調スニペットに表示させる方法(出し方)は以下の手順でおこないます。

  1. 強調スニペットが表示されるキーワードを見つける
  2. SEO対策を行い10位以内にページを表示させる
  3. 見出しの下に簡潔に回答を記載する
  4. 検索エンジンがページの内容を正確に理解出来るようにする
  5. 強調スニペットのポリシーに準拠する

上記手順をおこなったからといって必ず表示されるわけではありませんが、表示される確率を高める事ができます。

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強調スニペットが表示されるキーワードを見つける

強調スニペットに表示させるために、まずは自社のWEBサイトに関連するキーワードで強調スニペットが表示されるキーワードをリストアップします。

強調スニペットが表示されるキーワードを見付けるには1つ1つキーワードを検索して確かめる事も出来ますが、ahrefsを利用するとすぐにリストアップする事ができます。

▼ 方法は以下になります。

  1. ahrefsにログイン
  2. オーガニックキーワードをクリック
  3. SERPSフィーチャーをクリックして、フィーチャースニペットにチェックして承認
    SERPSフィーチャーをクリック、フィーチャースニペットにチェックして承認

  4. 表示結果をクリック
    表示されたキーワードが、強調スニペットが検索結果に表示されているキーワードです。
    強調スニペットが検索結果に表示されているキーワード

検索順位が1位のキーワードであれば、既に強調スニペットが表示されています。1位以下のキーワードは競合サイトが強調スニペットに表示されているため、本記事で解説した強調スニペットを表示させる方法に取り組みましょう。

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SEO対策を行い10位以内にページを表示させる

検索結果の上位10位以内に表示されることは、強調スニペットを獲得する上で非常に重要です。Googleは通常、検索結果の上位にランクされるWEBページから強調スニペットを選出する傾向にあります。

ahrefsの調査結果によると、強調スニペットの99%は、すでに1ページ目にランクインしているページという事が発表されています。そのため、検索結果での上位表示されていない場合は、ページが強調スニペットに表示される可能性は殆どありません。

まずは、1ページ目に表示されるためにユーザーの検索意図を満たすコンテンツの作成やぺージタイトルや見出しを最適化します。また、サイト全体のE-E-A-Tを高める施策やクローラビリティを高める施策をおこない、評価を高める必要があります。

SEO対策を詳しく知りたい方は、別記事で纏めているのでこちらをご覧ください。

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見出しの下に簡潔に回答を記載する

強調スニペットを獲得するための効果的な戦略は、関連する見出しの直下に簡潔な回答を記載することです。これは、特に質問型の検索クエリに対して有効で、ユーザーが検索結果ページで素早く情報を得られるようにします。

まず質問に対応するキーワードを見出し(例えばH2やH3タグ)で表現します。その下のテキストに、その質問に対する直接的で簡潔な回答を50文字~100文字程度で記載します。

SEM Plus編集部の例では、「Googleペナルティ 期間」という質問に対するコンテンツを作成する場合、該当する見出しの下に以下の画像のように簡潔な回答を提供した結果、強調スニペットに表示されています。

【見出しの下に簡潔に回答を記載】

質問の見出し 見出しの下に簡潔に回答を記載


【強調スニペットに表示】

「Googleペナルティ 期間」強調スニペット


このように、見出しと見出し直下のコンテンツにユーザーが検索する質問の回答を入れる事で、強調スニペットに表示されやすくなります。

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検索エンジンがページの内容を正確に理解出来るようにする

適切なHTMLタグを使用してコンテンツをマークアップすることで、検索エンジンにコンテンツの内容を正確に理解してもらう事が出来るため、強調スニペットに表示されやすくなります。

前述したように、強調スニペットは検索エンジンがユーザーが検索した質問の回答に適したコンテンツと判断された場合にのみ表示されます。そのため、簡潔で分かりやすい回答をコンテンツに入れても、それが質問の回答である事が検索エンジンに伝わらなければ意味がありません。

例えば、以下のことに注意してページを作成します。

  • コンテンツは画像ではなく、テキストで記述する
  • W3C(World Wide Web Consortium)によって定義されたHTMLタグを使用する
  • 見出し(hタグ)を設定する順番を守る
  • Google botのクロールを許可する

特にデータ表示、手順表示、リスト表示において適切なタグを用いることが重要です。

データ表示(テーブルのマークアップ)

データを表示する際は、HTMLのテーブルタグを使用します。
<table>でテーブル全体を開始し、<tr>(テーブル行)と<td>(テーブルセル)タグを使用して行と列を作成します。ヘッダーがある場合は<th>タグを使ってヘッダー情報を明示します。

データ表示(テーブルのマークアップ)


手順表示(順序付きリストのマークアップ)

手順やプロセスを示す場合は、順序付きリスト(<ol>)とリストアイテム(<li>)を使用します。
それぞれの手順は<li>タグで囲み、自動的に番号付けされます。

手順表示(順序付きリストのマークアップ)


■ リスト表示(箇条書きリストのマークアップ)

箇条書きのリストは、非順序付きリスト(<ul>)とリストアイテム(<li>)を使用します。
リストアイテムは点やアイコンで強調され、特定の順序は示されません。

リスト表示(箇条書きリストのマークアップ)


これらのマークアップ方法は、Googleがページのコンテンツを正しく解析し、必要な情報を強調スニペットとして表示するのに役立ちます。

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強調スニペットのポリシーに準拠する

ユーザーの回答を用意し、適切にHTMLタグを設定していてもGoogleが公表しているポリシーに反していると、強調スニペットに表示されません。

例えば、ユーザーにとって不快または不適切とみなされるコンテンツ、誤解を招く情報、または明らかに間違った情報を含むコンテンツが含まれます。さらに、攻撃的、差別的、または不快な言葉遣いを使ったコンテンツや、著作権で保護されたコンテンツの不正使用も対象となります。

Googleのガイドラインでは、以下に該当する場合は強調スニペットに表示されない仕組みになっていると記載されています。

・危険なコンテンツ
・不正行為
・ハラスメントコンテンツ
・ヘイトコンテンツ
・操作されたメディア
・医療のコンテンツ
・露骨な性的描写を含むコンテンツ
・テロに関するコンテンツ
・暴力や残虐行為
・下品な言葉や冒とく的表現

Google の強調スニペットの仕組み

このため、強調スニペットを目指す際には、単に適切なHTMLタグの設定やユーザーへの回答を提供するだけでなく、Googleのポリシーに準拠し、高品質で安全なコンテンツを作成することが必要です。

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強調スニペットのデメリット:ゼロクリックサーチによるクリック率の低下

強調スニペットには、最上部に表示される事でクリック率が低下するというデメリットがあります。

強調スニペットに表示された際にクリック率が低下する理由は、強調スニペットが表示されると、サイトに遷移して内容を確認しなくても検索結果を見た時点でユーザーの疑問は解消されるからです。

その結果、実際にWEBサイトを訪問する必要がなくなりクリック率が低下するという訳です。この現象を「ゼロクリックサーチ」と呼び、強調スニペットを表示させる上で1番のデメリットとなります。

sistrixが2020年に行った調査では、通常の検索結果の1位に表示されているサイトのクリック率は28.5%ですが、検索結果に強調スニペットが表示さている場合、1位のサイトのクリック率は平均5.3%下がるというデータがあります。

ゼロクリックサーチによるクリック率の低下
画像引用元:Featured snippets cost 5.3 percentage points CTR


特に、WEBサイトの主要な目的がトラフィックの獲得やサイト内での行動(商品の購入、サービスへの登録、広告の表示など)に直結している場合、強調スニペットによるゼロクリックサーチは収益に影響を及ぼす可能性があります。

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強調スニペットが邪魔だと思ったら非表示にしよう

強調スニペットがクリック率を高める邪魔をしている場合は、強調スニペットに表示されないようにWEBサイト側で設定する事が出来ます。

具体的には、

  1. 「max-snippetタグ」を設定してスニペットに表示される文字数に制限をかける
  2. 「nosnippetタグ」を設定してページ全体が全てのスニペットに表示されないようにする
  3. 「data-nosnippetタグ」を設定してページ内のコンテンツの一部をスニペットに表示させないようにする

上記3つの方法があります。

それぞれ解説します。

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max-snippetタグを使ってスニペットの文字数を制限する

max-snippetタグとは、スニペットに表示される文字数の上限を指定するタグです。強調スニペットは約100文字程度表示されるため、WEBサイト側の設定でスニペットに表示される文字数を30文字程度に制限する事で強調スニペットに表示されなくなります。

【max-snippetタグの設定方法】

  1. HTMLコードにmax-snippetタグを追加する
    まず、WEBサイトのHTMLコードに<meta>タグを含むmax-snippet属性を追加します。このタグは<head>セクション内に配置する必要があります。
  2. 文字数制限の設定
    max-snippetタグには、スニペットに表示される最大文字数を指定します。
    例えば、<meta name="robots" content="max-snippet:50">と記述すると、スニペットに表示される文字数が50文字に制限されます。

この方法を使う事で、強調スニペットだけを非表示にする事ができます。

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nosnippetタグを設定してページ全体が全てのスニペットに表示されないようにする

nosnippetは、ページ全体のコンテンツをスニペットに表示されないようにするタグです。nosnippetタグを使用すると、強調スニペットだけではなくその他のスニペットも検索結果に一切表示されなくなるため注意が必要です。

【nosnippetタグの設定方法】

WEBサイトのHTMLコードを開き、<head>セクション内に新しい<meta>タグを挿入します。
この<meta>タグにはname="robots"とcontent="nosnippet"の属性を設定します。

例:<meta name="robots" content="nosnippet">

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data-nosnippetタグを設定してコンテンツの一部を強調スニペットに表示させないようにする

data-nosnippetは、ページ内の特定のコンテンツを検索エンジンのスニペットから除外するために使われます。強調スニペットに表示させたくないコンテンツエリアをdata-nosnippetタグで囲うと、囲った部分が強調スニペットに表示されなくなります。

【data-nosnippetタグの設定方法】

  1. 対象のコンテンツを特定する
    WEBページ上でスニペットに表示させたくない部分を決定します。
  2. data-nosnippet属性の追加
    スニペットに表示させたくない部分を囲むHTMLタグにdata-nosnippet属性を追加します。
    例えば、特定の段落(<p>)をスニペットから除外したい場合、その段落のタグを<p data-nosnippet>のように記述します。
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強調スニペットからの正確な流入数を計測する方法

強調スニペットからの流入は1位のページからの流入としてカウントされるため、サーチコンソールで1位のキーワードの流入数を計測する事で、実態に近い流入数を確認する事が出来ます。

ただし「1位のキーワード=強調スニペットが必ず表示されている」という訳ではないため、正確な流入数ではありません。

そのため、サーチコンソールやGoogleアナリティクスでは強調スニペットからの正確な流入数を計測する事が出来ません。そこでaherfsを使って計測する事を紹介します。

  1. aherfsのオーガニックキーワードの機能からWEBサイトが強調スニペットが表示されているキーワードをエクスポートする
    ※1位のキーワードで強調スニペットが表示されているキーワードを抽出
    aherfsのオーガニックキーワードの機能からWEBサイトが強調スニペットが表示されているキーワードをエクスポート

  2. サーチコンソールを開いて「検索パフォーマンス」→「検索結果」→「+新規」をクリック
    サーチコンソールを開いて「検索パフォーマンス」→「検索結果」→「+新規」をクリック

  3. 「検索キーワード」をクリックして「正規なクエリ」を選択後、エクスポートしたキーワードを入力
    「検索キーワード」をクリックして「正規なクエリ」を選択後、エクスポートしたキーワードを入力

これで、強調スニペットに表示されているキーワードからの正確な流入数を計測する事ができます。

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強調スニペットに関するよくある質問

強調スニペットとリッチスニペットとの違い

強調スニペットとリッチスニペットの主な違いは、表示内容と目的にあります。強調スニペットはユーザーの検索クエリに最も適切な回答や要約を提供し、検索結果ページの上部に大きく表示されます。

一方、リッチスニペットは検索結果に追加情報(評価、価格、著者など)を付加し、ユーザーに特定のWEBページの内容をより詳細に伝えることを目的としています。

強調スニペットとナレッジパネルの違い

ナレッジパネルは検索結果の右側に表示され、特定の主題(例えば有名人、場所、組織)に関する詳細な情報、画像、関連リンクなどを広範囲にわたって提供します。

ナレッジパネルは一般的に、より包括的で公式的な情報を提供することに焦点を当てています。

強調スニペットに間違いが表示されている場合の対処法

強調スニペットに誤りがある場合、Google検索結果ページの下部にある「フィードバック」をクリックして報告することができます。

しかし、WEBサイト運営者としては、誤りが自分のサイトの場合、該当するコンテンツを修正して検索エンジンに再クロールをリクエストすることが重要です。直接的な修正はGoogle自身によって行われるため、WEBサイト側でのコントロールは限られます。

強調スニペットに表示される文字数

強調スニペットに表示される文字数は、一概に定められているわけではありません。Googleは検索クエリに基づいて最も適切と判断されるコンテンツの一部を抜粋し、これを強調スニペットとして表示します。そのため、表示される文字数は検索クエリや抜粋されるコンテンツの内容によって異なります。

ただ、傾向として90文字〜120文字程度表示される事が多いです。

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まとめ

強調スニペットは、Google検索結果における情報提供の仕組みであり、ユーザーの疑問やクエリに対して迅速かつ簡潔な答えを提供します。

これは、テキスト(段落)、手順(番号付きリスト)、データ(テーブル)、リスト(箇条書きリスト)、動画(YouTubeビデオ)の形式で表示されることがあり、WEBページのコンテンツに基づいて自動的に生成されます。

WEBサイト運営者にとっては、適切なSEO戦略とコンテンツの最適化によって、自社のページが強調スニペットに選ばれる可能性を高めることが可能です。

ただし、強調スニペットに表示されたとしてもキーワードによってはクリック率が低下する可能性があります。そのため、強調スニペットに表示されたキーワードの流入数を計測して効果測定をおこなう事が重要です。

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この記事を書いたライター

SEO施策部

SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。 サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超のノウハウをSEOサービスに反映し、3,000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。

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