SEO対策 【実践SEO】クローラビリティ改善の具体的な方法について

クローラビリティとは、検索エンジンのWEB上の情報を収集するロボット(クローラー)向けに巡回のしやすさを実現するための取り組みです。クローラビリティを最適化することで検索エンジンがページを認識しやすくなり、より早く検索結果に表示されるようになります。
今回は、「クローラビリティを実践するためには?」という方向けに、クローラビリティを改善するための具体的な方法について紹介します。
WEBサイトのURLの正規化を行う
URLの正規化を行うことでリンクの分散や重複コンテンツを防ぐほか、意図したページを検索結果に表示させるなどの効果が期待できます。
URLの正規化の具体的な方法
- URLを統一する
- 301リダイレクトで正しいページへ誘導する
- canonicalを設定して検索エンジンにページ優先度を伝える
回遊率を上げるために関連するリンクを設置する
回遊率を上げるための方法
シンプルなディレクトリ構造にする
Googleでは、URLの構造をシンプルにすることを推奨しています。この考えはクローラビリティの改善にも有効で、深いディレクトリ構造よりも浅い「シンプルなディレクトリ構造」にしたほうが、サイトのテーマや構成、内容などが検索エンジンに正確に伝わりやすくなります。
シンプルなディレクトリ構造にするための方法
- パンくずリストを設定する
- ディレクトリ階層をツリー形式で表示する
- サイト内のどこにいるかを判断しやすい構造に設計する

Googleサーチコンソールを使ってクロールを促進する(旧:Fetch as Google)
新規サイトや更新して間もないページをクローラーに巡回してもらえるように、Googleサーチコンソールの「URL検査ツール(旧:Fetch as Google)」を使ってインデックスを促進させます。
GoogleサーチコンソールのURL検査(旧:Fetch as Google)の使い方
- Googleサーチコンソールにログイン
- ダッシュボード>【URL検査】をクリック
- 上部入力画面にインデックスしたURLを入力
- 【インデックス登録をリクエスト】をクリック

サイトマップを送信する
「サイトマップ」を用意しておくと、サイト内のページを一覧で確認できるほか、クローラーが貼られたリンクを辿って効率よくページ情報を収集できるようになります。サイトの規模が大きくなり、ページ数が多くなっていくほどサイトマップの重要性が増します。サイトマップを自動生成してくれるツールもあるので、サイトマップができた後は「サイトマップを送信」してGoogleに知らせましょう。
※ここでの「送信」とはサイトマップをGoogleに通知することです。
サイトマップを送信する方法
- Googleサーチコンソールにログイン
- ダッシュボード>【サイトマップ】をクリック
- 画面右上にある【新しいサイトマップの追加】の入力画面の空欄に「sitemap.xml」と入力
- 【送信】をクリックして完了

アンカーテキストはページの内容がわかるようにする
ページにリンクを貼る方法はいくつかありますが、クローラビリティ改善のために推奨されている方法は「<a>タグを設置する」ということです。<a>タグを使う場合はアンカーテキストにリンクを貼りますが、クローラーにリンク先のページがどのような内容かを正確に伝えるためにも「アンカーテキストはページの内容がわかるようにする」ことが重要です。
アンカーテキストの良い例
- リンク元とリンク先の関連性がわかりやすい
- 狙ったキーワードを含めたシンプルなアンカーテキスト
- リンク先の内容が一目でわかる
新しく投稿したコンテンツを検索エンジンに早く認識されるためにも、クローラーが巡回しやすいWEBサイトを構築するほか、クローラビリティを改善することが大切です。
クローラビリティが最適化されることで、適切な情報が検索エンジンに伝わるようになりSEO効果が期待できます。良質なコンテンツを充足させることはSEO上とても重要なことですが、それと同じくクローラビリティを改善することも大事なSEO施策の一つです。
以上、「クローラビリティ改善の具体的な方法」についての解説でした。