SEO対策 リンクジュースとは

WEBマーケティングやSEOでよく用いられる用語の中から、今回は「リンクジュース」の意味や、リンクジュースの受け渡しを防ぐためのnofollowの設定方法について解説します。
リンクジュースとは?
「リンクジュース」とは、あるWEBページにリンクさせたとき、リンク先のWEBページに与えられるSEO効果のことを指します。
ジュース(juice)という単語はアメリカで“影響力”という意味でも使用されることから、「リンクを通じて他のWEBサイトに対して影響を与える」という意味でジュースという単語が当てられているようです。
例えば、質の高いWEBサイトからリンクを貼られているWEBサイトは、同様に質の高いWEBサイトだと評価されやすくなり、このようなリンクジュースが多ければ多いほど検索エンジンからの評価は高まる傾向にあります。これが、リンクジュースのSEO効果です。
有効なリンクジュースを獲得するための方法
「有効なリンクジュースを獲得するための方法」のひとつ、それが「被リンクを獲得する」ということです。
質の高い外部のWEBサイトから被リンクを獲得するためには、特定の分野において「専門性」や「独自性」があり、かつ「ユーザーにとって有益」なWEBサイトを作ることが大切です。さらに、特定分野で質の高いWEBサイトを作る際はWEBサイト全体に限らず、WEBページごとに適切な対策を行うことが大切です。
このような構築を行うことで、サイトへの信頼性が高まり、リンクによる参照がされやすくなります。
nofollowの設定方法について
リンクジュースの概念を理解していると、リンクを貼るときや受けるときの「nofollow」指定に関する重要性がわかります。
nofollowとは、「リンクジュースの受け渡しを無効化」するために、特定のリンクをクローラーに辿らせない設定の事です。
リンクジュースの受け渡しの無効化が必要なときとは?
必ずしも全てのリンクが優良だとは限らないため、Googleでは「信頼できないWEBサイト」、「保証できないコンテンツ」へのリンクには、リンクジュースの受け渡しを無効化するためにnofollowを設定することが推奨されています。
また、外部へのリンクを貼るときに、リンク先が自社のWEBサイトよりも品質が低いサイトの場合、サイトの評価が下がってしまう場合があります。(評価が高いところから低いところに流れるようなイメージをしてください)
こういったことを防ぐためにも、評価の低いサイトにリンクを貼らなければいけないときは、nofollow指定をしてリンクすることが大事になってきます。
nofollowの設定方法
- 特定のリンクに対して設定する場合
- HTML内にある<a>タグに「rel=”nofollow”」という記述をします。
(例)
- WEBページ全体のリンクに対してnofollowを設定する場合
- headタグ内に「<meta name=”robots” content=”nofollow”>」と記述します。
(例)
あるWEBページから外部のWEBサイトにリンクを貼ることにより、そのリンク先WEBサイトに与えるSEO効果のことをリンクジュースと言います。リンクジュースを手に入れるためには価値の高い被リンクを得ることが大切で、そのためには質の高いWEBサイト作りを行うことが非常に重要とされています。
リンクジュースの基礎知識に合わせてnofollowによる効果についてもきちんと理解した上で、価値の高いWEBサイトを構築していきましょう。
以上、「リンクジュース」の意味や、価値の受け渡しを防ぐためのnofollowの設定方法についての解説でした。