SEO対策 メタディスクリプションとは?文字数と書き方の例文・SEOの効果

SEO対策をしていると、メタディスクリプションという単語を目にする機会が多いと思います。「メタディスクリプションはどこに表示されるのか」「なぜ設定する必要があるのか」「どうやって設定するのか」気になっている方も多いのではないでしょうか?本記事では、メタディスクリプションの概要から目的、SEO効果などについて解説します。
メタディスクリプション(meta description)とは
メタディスクリプション(meta description)とは、ページの概要を検索エンジンに正しく伝えるために設定するmetaタグです。
メタディスクリプションタグ内に書かれたテキストを、Googleの検索エンジンが読み込み検索結果の画面にWEBサイトの概要、またはページの概要として表示する仕組みです。
ディスクリプション(description)の意味
ディスクリプションは、描写・叙述・形容を意味するdescriptionを日本語に訳したものです。
SEOにおいては、検索ユーザーに対してページの概要を示すテキストを意味します。
メタディスクリプションが表示される場所
通常、メタディスクリプションタグで指定したテキストは、検索結果画面のスニペットと言われるページタイトルの下に表示されます。(下記画像の赤枠部分)

表示されたテキストの中に、検索キーワードと同一のキーワードが入っている場合は、キーワードが太字で強調されて表示されます。
ただし、スニペットにメタディスクリプションタグで指定したテキストが、必ず表示されるわけではありません。
検索エンジンがページ内のコンテンツから取得した情報よりも、メタディスクリプションタグ内で指定されたテキストの方が、ユーザーにとって分かりやすく、ページの内容をスニペットで説明できると判断した場合に表示されます。
【覚えておきたいポイント】
- メタディスクリプションに記述した内容が、ページの説明としてふさわしいと検索エンジンが判断した場合には、スニペットに記述したテキストが表示される。
- メタディスクリプションはmetaタグであり、ページ上には表示されない。
- ユーザーがメタディスクリプションを確認するには、ソースコードを表示する必要がある。
▼ スニペットについて別記事で詳しく解説しているので興味がある方は以下ページをご確認ください。
メタディスクリプション設定は必須ではない
検索エンジンは、メタディスクリプションで指定したテキスト、もしくはページの本文からページの概要としてふさわしいテキストを、検索結果のスニペットに表示させる仕組みです。
そのため、メタディスクリプションを設定しなかったとしても、検索画面のスニペットには説明文は表示されますし、Googleからの評価に直接影響することはありません。
つまり、検索順位が低くユーザーの目に触れる機会がないページについては、必ずしも設定する必要はないということです。
また、検索からの流入を期待していないページ、つまり検索結果に表示する必要がないページについては、設定する必要はありません。
ただし、オーガニック検索からの流入が得られているページや、検索上位表示できているページに関してはクリック率に影響するため設定しましょう。
メタディスクリプションを設定するメリット
メタディスクリプションを設定することで得られるメリットを解説します。
検索結果画面のクリック率を上げる効果
スニペットに表示されるディスクリプションには、検索ユーザーにページの内容を分かりやすく伝え、タイトルリンクをクリックしたいと思わせる効果が期待できます。
ユーザーは何かしらの情報を取得するために、検索をおこないます。
ディスクリプションに、「キーワードに対する回答がページ内に記載されている」ことが分かる説明文を設定することで、検索結果画面からのクリック率を高めることができます。
メタディスクリプションを設定していない場合は、Googleが自動で説明文を生成するためクリック率が低下する可能性もあります。
理由は、Googleが生成するディスクリプションは、本文から抽出した文章の一部をつなぎ合わせて作成されるため、ユーザーにとって意味が分かりにくい文章や、サイト運営者が意図していない文章が表示される可能性があるためです。
メタディスクリプションで理想的なテキストをスニペットに表示することができれば、検索ユーザーがページをクリックするべきかどうかを適切に判断できるようになり、タイトルリンクをクリックしてもらうことができるでしょう。
メタディスクリプションのSEO効果
メタディスクリプションを設定することで得られる、SEOの効果について解説します。
設定することによる直接的な検索順位への影響はない
2023年3月現在、メタディスクリプションはコンテンツの質を評価する指標には含まれていないので、使用していないことでGoogleから低い評価を受けることはなく、検索順位へ影響することもありません。
Googleも、公式サイトの中でメタディスクリプションタグをランキングで使用しないと明言しています。
表示するスニペットに description meta タグを使用する場合でも、Google のランキングでは description meta タグは使用されません。
Google はウェブ ランキングにキーワード メタタグを使用しません
メタディスクリプションによって検索結果にテキストが表示されることで、クリック率が向上したり滞在時間が増加したりすることによる間接的なSEO効果が得られるという意見もあります。
しかし、そもそもメタディスクリプションを使用しなくてもスニペットにはテキストが表示されることを踏まえると、SEO対策への直接的な効果や影響はないと考える方が自然です。
検索エンジンに記事の概要を伝えられる
検索ランキングへの直接的な影響はありませんが、Googleにページの内容を正しく理解してもらう上では一定の効果があると考えられます。
理由は、Googleはテキストや画像などさまざま情報からページに書かれている内容を理解しようとしており、metaタグのひとつであるメタディスクリプションタグで記述されたテキストも参考にしているためです。
直接的な効果はありませんが、Googleにページの概要を伝えることは間接的なSEO効果を期待できる可能性もあるため、重要なページにはメタディスクリプションを設定するようにしましょう。
ページの重複を回避できる可能性がある
複数のページの中に同じトピックが含まれている場合には、キーワードカニバリゼーションが発生する可能性がありますが、メタディスクリプションで適切なテキストを記述しておくことで、回避できるケースがあります。
ページA | ページB |
h2 〇〇とは h2 〇〇のメリット h2 〇〇のデメリット | h2 〇〇の作り方 h2 〇〇のメリット h2 〇〇の注意点 |
上記のように、「〇〇のメリット」というh2見出しが2つのページの中に存在している場合、Googleはどちらの記事を検索結果に表示するべきか判断を迷うケースがあります。
上位表示したい方の、メタディスクリプションにだけキーワードを入れることで、指定したページが検索上位表示されやすくなり、カニバリが解消されるかもしれません。
メタディスクリプションの最適な文字数
メタディスクリプションに設定する適切な文字数は何文字でしょうか?
メタディスクリプションタグに記述する、テキストの文字数に上限は無いため何文字でも設定できます。しかし、検索結果に表示される文字数には制限があり、表示される文字数を超えた分のテキストはGoogle側の判断で途中で切り詰められるため全文は示されません。

では、何文字設定すれば全てのテキストが丁度よく検索結果に表示されるのでしょうか?
実際に検索をおこない、検索結果に表示される文字数をスマートフォン・PCそれぞれ確認してみました。
スマ―トフォンでのディスクリプション表示文字数の結果(2023年3月)
【スマートフォンを使い「マーケティング」を検索した場合の文字数】
検索1位 | 79文字 |
検索2位 | 82文字 |
検索3位 | 80文字 |
検索4位 | 71文字 |
検索5位 | 83文字 |
【スマートフォンを使い「メタディスクリプションとは」を検索した場合の文字数】
検索1位 | 84文字 |
検索2位 | 85文字 |
検索3位 | 99文字 |
検索4位 | 91文字 |
検索5位 | 96文字 |
PCでのディスクリプション表示文字数の結果(2023年3月)
パソコンを使って検索した場合でも、スマートフォンと同じ文字数が表示されました。
上記調査結果から、2023年3月時点で検索結果に表示されるディスクリプションの最適な文字数は以下になります。
- メタディスクリプションに記述するテキストの最適な文字数は、80~100文字程度で半角・全角の違いにより多少前後する
- 以前はパソコンで検索した場合より、モバイル端末の方が表示される文字数が少なかったが、現在はデバイスとPCによる表示文字数に大きな差は無い
尚、max-snippet:【number】metaタグを使用することで、スニペットに表示される文字数を指定することも可能です。
メタディスクリプションの書き方のポイント
メタディスクリプションタグにテキストを記述する際には、下記のポイントを意識して書くようにしましょう。
- クリックしたくなるような概要文を記述する
- コンテンツに関連した情報でまとめる
- 読みやすく分かりやすい内容を記述する
- 競合サイトと差別化された内容を記述する
- ターゲットを明確にする
- 重要文章は前半に入れる
クリックしたくなるような概要文を記述する
ディスクリプションを目にする検索ユーザーが、クリックしたくなるかを意識してテキストを書くようにしましょう。
検索ユーザーは、ページのタイトルやスニペットに表示されるテキストから、どのページをクリックするか判断します。自分が知りたい情報が得られないと判断すれば、タイトルリンクがクリックされることはありません。
検索ユーザーがクリックしたくなるような、魅力的なテキストを書くように心掛けましょう。
ただし、クリックさせることばかりを意識すると、ページの概要としてふさわしくないと判断され表示されなくなるかもしれません。
工夫して書いても表示されなければ本末転倒なので、あくまでもページの概要であることを忘れないようにしましょう。
▼ クリックしたくなるようにするためには以下を意識しましょう。
- メリットを明確に記述する
- ベネフィットを記述する
- 悩みを解決できることを記述する
- 製品・商品の場合は価格を記載する
コンテンツに関連した情報でまとめる
メタディスクリプションには、ページに何が書かれているのかを記述する必要があり、ページの内容と関係のないテキストを書いてもスニペットには表示されません。
検索ユーザーがページを閲覧することでどのような情報が得られるのかや、どのような効果・利益があるのかを書くようにしましょう。
また、画像やパンくずリスト、価格などのリッチザルトを構造化データでマークアップすれば、ディスクリプションに盛り込めなかった情報を、周辺に表示させることができます。
▼ リッチザルトについては、別記事で詳しく解説しているので興味がある方は以下ページをご確認ください。
読みやすく分かりやすい内容を記述する
専門用語を多用したテキストでは、ページに何が書かれているのか理解できない場合があります。
特定の分野だけで使用されているキーワードの場合でも、キーワード周辺の用語についてすべての検索ユーザーが熟知しているとは限りません。
検索ユーザーの知識レベルにかかわらず、ページに何が書かれているかが分かるテキストを書くようにしましょう。
競合サイトと差別化された内容を記述する
検索ユーザーは自サイトのディスクリプションだけを見ているわけではなく、検索結果に表示された複数のページタイトルと、ディスクリプションを比較してから、どのページをクリックするか判断します。
他のページと似たようなテキストが表示されている場合、検索ユーザーから違いを理解してもらえず、自サイトのページをクリックしてもらえないかもしれません。
競合するページと似たようなテキストになっている場合は、ページが作成された日時や独自情報、誰に向けて書かれたページなのかといった、差別化できる要素を盛り込むようにしましょう。
ターゲットを明確にする
メタディスクリプションを書く際には、ターゲットを明確にすることが重要です。
例えば、「外部リンクについて詳しく知りたい」ユーザーが対象であれば、「外部リンクについてどのようなことが記述されているのか?」「この記事を読むことで外部リンクに関する知識がどの程度得られるのか」を記述する必要があります。
「誰が」「どのような状況で」「どのような悩みを」を意識してディスクリプションを作成することで、説明文の内容とマッチしたユーザーは、「このページを見る事で解決できる」と考えるためクリック率を高めることができます。
重要文章は前半に入れる
ユーザーに伝えたい重要な内容は説明文の前半に入れるようにしましょう。スニペットに表示されるディスクリプションの文字数自体、それほど多いわけではありませんが、検索ユーザーがスニペットを全文読むとは限りません。
また、表示される文字数は80~100文字程度なので、長すぎると後半部分が途切れて表示されなくなります。
その為、検索ユーザーに伝えたい重要な文章は、前半部分に入れて検索結果画面を見たユーザーがクリックしてくれるようにしましょう。
メタディスクリプションの例文
メタディスクリプションを作成する際の例文を「悪い例」「良い例」それぞれ紹介します。
■ キーワードを羅列しただけの悪い例
検索上位表示やアクセス数アップ、キーワード設定、コンテンツ制作、内部・外部対策など、SEO対策ならなんでもお任せください!
→ どのテーマについて書かれているのか、どのキーワードで上位表示を狙っているのかが分かりにくい。
■ サービス提案・商標ページの悪い例
〇〇〇のことなら△△△にお任せください!
→ ページの要約になっておらず、具体的なサービスの内容や他社との違いも分からない。
■ 文字数が少なすぎる悪い例
SEO対策ならお任せ!
→ ページの要約になっておらず、具体的な内容が分からない。
■ 良い例
SEO対策というワードを耳にする機会が多いものの、正確な意味や具体的に何をするのかよく分からないのではないでしょうか?この記事では、SEO対策の意味から目的、メリット・デメリット、上位表示の仕組み、やり方、チェックポイントまで、初心者にも分かりやすく解説します。
→ 読者の共感が得られる内容が盛り込まれており、具体的な内容も把握できる。
メタディスクリプションの設定方法
HTMLに記述する方法
メタディスクリプションタグは、必ずHTMLソースの<head>~</head>内に記載します。

<head>
<meta name=”description” content=”ここに概要文を入れます” />
</head>
【Googleの検索結果に表示されないようにする場合】
<head>
<meta name=”robots” content=”nosnippet”>
</head>
【ページの特定の部分を表示しないようにする場合】
<span data-nosnippet>[表示させたくないテキスト]</span>
【最大文字数を指定する場合】
<head>
<meta name=”robots” content=”max-snippet:[number]”>
</head>
[number]の部分に文字数を入力します。
「0」を入力すると表示されなくなります。
WordPressを利用する場合の設定方法
WordPressで作成されたサイトの場合は、使用するテーマによっては投稿画面の下部もしくは右側の指定された箇所にテキストを入力するだけで設定できます。対応していないテーマの場合は、プラグインを導入することで入力欄が表示されます。
【メタディスクリプションが設定できるテーマの例】
- JIN
- Diver
- SANGO
- AFFINGER5
- Cocoon
【メタディスクリプションが設定できるプラグイン】
- Yoast SEO
- All in one SEO Pack
「All in one SEO Pack」をインストール・有効化すると投稿画面の下に、「All in one SEO pack」というスペースが新たに追加され、「説明」の右側の空欄にテキストを入力することで設定が完了します。
メタディスクリプションが設定できるテーマに、上記プラグインがインストールされていると、テーマ側とプラグイン側の両方で入力欄が表示されてしまいます。両方に設定しないように注意しましょう。
メタディスクリプションが反映されるまでの時間
メタディスクリプションは、検索エンジンのクローラーがページをクロールし、インデックスされた時に反映されるため、反映までの時間はサイトによって異なります。数時間で反映されることも、数週間かかることもあるでしょう。
ページがインデックスされるまでは、以前のメタディスクリプションもしくは検索エンジンが生成したテキストが表示されます。
すぐに反映させたい場合は、GoogleサーチコンソールのURL検査ツールからリクエストすることも可能です。
また、検索エンジンがメタディスクリプションを認識しても、記述したテキストがスニペットに表示されるとは限らないので、反映されたかどうかを検索画面で確認できない場合もあります。
メタディスクリプションの注意点
間違った方法でメタディスクリプションを設定すると、効果が得られなかったり、スニペットに表示されなくなったりする場合があります。
同じメタディスクリプションを複数のページに設定しない
似た内容のテーマの場合でも、ディスクリプションは記事ごとにオリジナルの説明文を用意する必要があります。
ユーザーは目的が達成されるまで再検索をおこないます。その際に、自サイト内の異なるページが表示された場合、ディスクリプションが同一だと、ユーザーは同じページが検索結果に表示されていると勘違いをしてクリックしてくれない可能性があるためです。
【具体例】
- TOPページとサービス紹介ページのディスクリプションが同じ
- 特定のブランドに関する商品ページのディスクリプションが全て同じ
このようなサイトを良く見ますが、検索結果に表示された際に先ほど見たサイトかどうか、一瞬で判断できないことがあるため、ディスクリプションはページごとに分けて記述するようにしましょう。
また、メタディスクリプションに同じテキストを使い回してしまうと、どのキーワードで上位表示したいのかを検索エンジンに正確に伝えられず、カニバリが発生したり、検索結果に反映されなかったりします。
ただし、ページの本文と全く同じテキストを、メタディスクリプションに書いても問題はありません。ページの導入文と、メタディスクリプションに書くテキストを、同じにしているサイトもあります。
キーワードを詰め込みすぎない
複数のキーワードを詰め込んでしまうと、検索エンジンがページのテーマを間違って認識する可能性があります。
また、同じキーワードを何個も入れる必要はなく、1つだけで問題ありません。
キーワードだけを羅列していると、検索エンジンとユーザーからスパム行為だと認識される可能性があるため、避けるようにしましょう。
メタディスクリプションに記号・絵文字を使用しない
メタディスクリプションでは、絵文字や特殊文字、記号なども使用可能です。
Googleのジョン・ミュラー氏は、公式動画の中で「SEO対策として使用しても問題はなく、検索順位が低下したりペナルティを受けたりすることはない」と述べています。
【参考動画】
ただし、「記号や絵文字をスニペットには意図的に表示しない場合もある」とも発言しているため、使わざるを得ない場合を除いては使用しない方が良いでしょう。
検索ユーザーが使用するデバイスにより表示が左右され、意図しない見え方になる可能性もあるため注意が必要です。
メタディスクリプションの確認方法
metaタグで記述した情報は、ページを表示しただけでは確認することができません。
メタディスクリプションで設定したテキストは、ブラウザ上から個別に確認できます。ツールを使用すれば複数のページをまとめて確認することもできます。
ただし、確認できるのはあくまでもどのようなテキストを設定したかだけであり、実際に検索画面に表示されるディスクリプションを確認するには検索してみるしかありません。
ブラウザ上で確認する方法
- ブラウザに確認したいページを表示する
- 表示したページの上で右クリックして「ページのソースを表示」をクリックする、もしくは、「Ctrl+Uキー」を同時に押す
- 文字検索(Ctrl+F)で「meta name=”description” 」を検索する
ツールで確認する方法
以下のようなSEOツールを使用することで、複数ページのメタディスクリプションをまとめて確認できます。
- 見出し(hタグ)抽出:ラッコツールズ
- SEO META in 1 CLIC
- Web ToolBox
- screaming frog
- Ubersuggest
複数のページのメタディスクリプションを一括で確認する方法
「Screaming Frog SEO Spider」は、サイトのURLを入力するだけでサイト内のすべてのページのタイトルやmetaタグ、見出しタグが確認できるSEOツールです。
無料でも利用できますが、確認できるURLは500件までとなります。
▼ サイトのメタディスクリプションを確認する手順
- 「Screaming Frog SEO Spider」をインストール
- サイトのURLを入力
- 「Start」をクリック
実際に検索して検索結果から確認する
ソースコードを直接する・ツールを使用するなどの方法で、メタディスクリプションが設定されているか、どのようなテキストを設定しているかの確認は可能です。
しかし、設定したテキストが表示されるのかを確認するためには、実際に自分で検索してみる必要があります。
確認する場合は、複数のキーワードで検索してみましょう。
検索エンジンは検索ユーザーが使用したキーワードに合わせてディスクリプションを表示するため、同じページでも異なるキーワードでは表示されない場合があるからです。
メタディスクリプションの重複を確認する方法
Ubersuggestにサイトを登録していると、「サイト監査」メニューでサイトやページの問題点やサイトスピードを確認できます。
▼ 重複したテキストが使用されているかを確認する手順
- Ubersuggestにログイン
- 「サイト監査」をクリック
- 「発見されたSEOの問題」をチェック
複数のページに同じテキストが設定されていると、「発見されたSEOの問題」の中に「メタディスクリプションが重複している」と表示され、さらに「詳細を見る」をクリックすると重複したURLが表示されます。
▼ Ubersuggestについては、別記事で詳しく解説しているので興味がある方は以下ページをご確認ください。
メタディスクリプションが反映されない場合の対処法
メタディスクリプションが反映されない原因として想定されるのは以下の3つです。
- 記述方法の間違い
- インデックスされていない
- テキストが適切でない
原因を特定し、問題点を解消しましょう。
メタディスクリプションが反映されない原因
記述したテキストに問題がないのに反映されない場合は、まだページがインデックスされていない可能性があります。
前述したようにページがクロールされるまでには時間がかかるため、URL検査ツールを活用しましょう。
また、メタディスクリプションを記述する場所やタグの使い方が間違っている場合も反映されません。
反映されない場合の対処法
反映されていない場合には、初めにページのソースから記述方法に間違いがないかを確認します。記述されていない、あるいは記述が間違っている場合は適切な方法で書き直しましょう。
次に、ページがインデックスされているかを、Googleサーチコンソールで確認します。インデックスされていない場合は、URL検査ツールからリクエストすることでクローラーの巡回を促し、早くインデックスしてもらうことが可能です。
記述方法に間違いがなく、インデックスされているのに反映されていない場合は、テキストの内容が適切ではないと検索エンジンから判断されています。
ページの概要を適切なテキストに書き直すことで、反映されるようになるでしょう。
まとめ
今回は、メタディスクリプションの概要から目的、SEO効果などについて解説しました。
サイト運営者が作成したテキストを、Googleにスニペットに表示して欲しいと伝えるタグがメタディスクリプションです。
どのようなテキストでも必ず表示されるわけではなく、設定しても適切な内容でなければ検索結果には表示されない場合があるため、設定方法や書き方のポイント、設定時の注意点を確認した上で適切な設定をおこない、表示されているかを実際に検索して確認しましょう。