コンテンツSEO マーケティング・SEOにおけるペルソナ設定とは?ターゲット設定との違いや設定例、作り方を解説!

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ペルソナ設定とは、ターゲットに対して架空のユーザーを設定することです。関係者全員の認識を共有し方向にブレが生じないように統一することを目的としています。この記事では、ペルソナ設定の意味やターゲット設定との違い、設定例、作り方を解説します。

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ペルソナマーケティングとは

ペルソナマーケティングとは、サービスの提供や商品を販売するターゲットに対しペルソナを設定することで、自社の施策に反映させるマーケティング手法です。事業規模によっては一度に複数のペルソナを設定して、マーケティングを行うこともあります。

マーケティングにおいては、自社の商品やサービスを利用するユーザーのニーズを正確に把握する必要があります。ユーザーのニーズを正確に把握するためには、ターゲットとなるユーザーについて詳しく理解することが重要です。

しかし、「30代女性」といったターゲット設定では、ユーザーが何を考え、何を求めているのかイメージしづらいでしょう。詳細な情報を設定した架空の人物像を作り上げることで、ターゲットを実在の人物であるかのように具体的に思い浮かべることができます。

漠然としたターゲット像ではなく架空の人物像を思い浮かべながら仮説を立てることで、ユーザーの行動や関心などをユーザー視点で考えることができ、商品の開発やサービスの改善に活かすことができます。


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ペルソナマーケティングはもう古い?

インターネットが普及したことでさまざまなチャネルから情報が得られるようになり、消費者の行動は多様化しています。流動的に変化する消費者の行動に対応するには、固定したペルソナを設定する手法は古いのではないか?という疑問も生まれています。

そもそも、ペルソナマーケティングが活用されるようになったのは、ターゲティングの精度を高めることが目的でした。特定の属性で絞り込んだあいまいなターゲットに対してではなく、設定したペルソナに対してマーケティングを行うことで効率を高めようとする考えです。

確かに、消費者の行動・嗜好が変化しやすい現在においては、上記のようなペルソナマーケティングは古く感じるでしょう。しかし、現在のペルソナマーケティングでは、設定した架空の人物像をイメージするだけでなく、消費者が商品を購入するシーンやサービスを利用するシーンをイメージするためにペルソナを設定しています。

つまり、ペルソナマーケティングが古いのではなく、古いペルソナマーケティングから進化したと言えるでしょう。


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コンテンツSEOでも活用できる

ペルソナマーケティングは商品・サービスの販売や製造に対して活用されるケースが多いですが、コンテンツ制作・コンテンツSEOでも活用できます。

コンテンツSEOとは、SEO対策の一種です。ユーザーの検索意図にマッチした優良なコンテンツを提供することで、GoogleやYahoo!といった検索エンジンからの集客を狙います。

検索流入によって集客する場合、検索ユーザーの検索意図を満たすコンテンツ制作が必要です。そして、検索意図を満たすコンテンツを制作するためには、検索ユーザーがどんなキーワードで検索するのか、どんな悩みや疑問があるのかといった、検索する瞬間の思考をイメージしなければいけません。

検索ユーザーのペルソナを設定することで、検索意図を満たすSEO効果の高いコンテンツを制作できます。

【関連記事】
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ペルソナ設定とは

ペルソナ設定とは、ターゲットに対して架空のユーザーを設定することです。

氏名や年齢、性別、職業、居住地、趣味・趣向、ライフスタイル、価値観、身体的特徴など、細かい部分まで想定して人格化することで、ターゲットに対する関係者全員の認識を共有し、方向にブレが生じないように統一することを目的としています。


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ペルソナの意味

ペルソナとは、サービスの提供や商品販売、コンテンツSEOのターゲットとなる架空のユーザー像です。

ペルソナの意味はラテン語で「人格」を指しますが、一般的にはマーケティング用語として用いられています。


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ターゲットとペルソナの違い


ターゲットとペルソナの違いは、以下の2点です。

・項目をどこまで詳細に設定するか
・設定する目的

ターゲットには訴求する集団の属性を設定、ペルソナには特定の人物像を設定します。ただし、ターゲットをさらに詳細に設定したものがペルソナではありません。

ターゲットは、訴求する対象を一定の範囲に絞り込んだものです。「30代女性」がターゲットであれば、20代男性や50代女性はターゲットではありません。また、「30代女性」であれば、既婚・未婚、働いているか、子供はいるかなどに関わらずすべてが対象です。

一方、ターゲットの中から特定の人物像を作り上げ、認識を共有できるようにしたものがペルソナ設定です。性別や年齢、職業を絞り込んで設定しますが、設定した人物像だけが訴求する対象ではありません。設定したペルソナが「35歳・女性・既婚・子供2人」だったとしても、55歳の女性や未婚の男性、子供が1人いる女性も訴求の対象になりうるということです。


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代表的なペルソナ設定の項目

基本情報・氏名
・年齢
・性別
・居住地
・家族構成
・居住地
学歴・職業・最終学歴
・専攻学部
・業種
・役職
・収入
ライフスタイル・起床時間
・通勤時間
・勤務時間
・就寝時間
・休日の過ごし方

設定するペルソナの項目は上記だけではありません。目的に応じて追加したり、省略したりします。


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ペルソナ設定例

ターゲット

・既婚者
・男性
・妻子持ち
・内勤のサラリーマン
・埼玉在住

名前山田太郎
年齢35歳
性別男性
家庭既婚者、妻子持ち、子供は2人(5才と2才)、妻は32歳
職業WEB関係の通販サイトの運用責任者、会社6年目
収入年収500万
所在埼玉県所沢市在住で、移動は軽自動車を使っている、2人目が生まれたときに戸建てを購入。

上記のように人物像を細かく設定し、具体的なイメージを作り上げます。

イラストなどを用いて、共通認識を高めていくこともあります。


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コンテンツSEOにおけるペルソナ設定のメリット

コンテンツSEOにおけるペルソナ設定のメリットは以下の2点です。

・検索意図を網羅する精度が高くなる
・コンテンツに統一感が生まれる


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検索意図を網羅する精度が高くなる

コンテンツSEOにおけるペルソナ設定のメリットは、検索意図を網羅する精度が高くなることです。

ペルソナ設定することで検索ユーザーの考えを具体的に思い浮かべることができるため、なぜ検索しようと思ったのか、どんな悩みを解決したいと考えているのかを深いレベルまで想定できるようになります。

たとえば「個人事業主 経費」と検索する人は、主に個人事業主だと想定できます。しかし、個人事業主といっても、Webライターやデザイナー、飲食店、税理士、一人親方など仕事内容や職種はさまざまです。

「個人事業主」という大きな範囲でイメージするより、「Webライター」というペルソナをイメージする方が、より具体的に検索意図を想定できるでしょう。


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コンテンツに統一感が生まれる

ペルソナ設定を行うことで、統一感のあるコンテンツを制作できます。

幅広いターゲットを対象にしたコンテンツだと、記事によっては読者から興味を持たれないケースも発生します。たとえば、「副業の始め方」というコンテンツの場合、会社員向けの記事と主婦向けの記事を書くこともあるでしょう。主婦向けの記事を読む主婦にとっては、会社員向けの記事は必要ありません。結果として、複数のターゲットに向けた記事が混在した統一感のないコンテンツとなってしまうでしょう。

コンテンツのペルソナを「仕事をしていない、自宅で子供を2人育てている主婦」と設定することで、「扶養から外れないように副業する方法」や「子育てしながら副業する苦労」といった、統一感のあるコンテンツが制作できます。


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マーケティングにおけるペルソナ設定のメリット

マーケティングにおけるペルソナ設定のメリットは以下の3点です。

・顧客ニーズを把握できる
・担当者間の認識を統一できる
・時間やコストを節約できる


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顧客ニーズを把握できる

ペルソナを設定することで、顧客ニーズを把握できます。

顧客の行動や関心などをユーザー視点で考えることで、どのような商品やサービス、情報を得たいと思っているのかをよりイメージしやすくなるからです。

ユーザー視点で開発や企画を行うことで製品の完成度が高まるほか、結果的にユーザーのニーズに沿ったサービスの提案、あるいはサービスの改善に活かすことができます。


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担当者間の認識を統一できる

ペルソナ設定は、関係者全員のイメージを統一するために大きな役割を果たします。

性別や年代も様々なスタッフが存在する企業では、それぞれの担当者が顧客に対して抱くイメージにズレが生じやすいです。ターゲットに対して具体的な人物像を設定することで、担当者間のイメージのブレが防げます。


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時間やコストを節約できる

ペルソナを設定することで、商品の開発や企画立案などの作業にかかる時間やコストを節約できます。

ペルソナ設定によってユーザー像を明確にすることで商品やサービスに関する的確な方針を決めることができ、効果的な施策だけに集中できるからです。


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ペルソナ設定のデメリット

ペルソナ設定のデメリットは以下の3点です。

・コストと時間がかかる
・潜在顧客・潜在意図を取りこぼすリスクがある
・定期的な見直しが必要


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コストと時間がかかる

ペルソナ設定のデメリットは、コストと時間がかかることです。

ペルソナを設定するためには、ターゲットに対するインタビューなどの情報収集、顧客データの収集・分類、作成・運用・検証などが必要になります。MAツールなどを使ったマーケティングと比べると手作業が中心なため、誰かが作業する必要があり、時間もかかります。


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潜在顧客・潜在意図を取りこぼすリスクがある

潜在顧客・潜在意図を取りこぼすリスクもペルソナ設定のデメリットと言えるでしょう。

あまりに詳細すぎるペルソナを設定してしまうと、ペルソナに当てはまらないターゲットを無視することにつながる可能性があるからです。

「副業に興味がある主婦」がターゲットで「仕事をしていない、自宅で子供を2人育てている主婦」をペルソナにした場合、「パートで働きながら子育てをしている主婦」「共働きで子供がいない主婦」というターゲットがイメージしづらくなるかもしれません。


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定期的な見直しが必要

ペルソナ設定のデメリットは、定期的に見直す必要があることです。

時代の流れや社会環境により、消費者の行動や価値観は常に変わり続けています。固定したペルソナ設定だけでマーケティングを行ってしまうと、消費者の変化に対応できなくなります。


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ペルソナの作り方

ペルソナを作る手順は、大枠のユーザー像をリサーチし、ターゲットユーザーで分類して、その後に重点的に販売強化したいターゲットユーザーを選び、そのユーザー像をベースにより詳細なユーザーモデル、すなわちペルソナを決めるという流れです。


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リサーチ

ペルソナを作成するには、ターゲットに関する情報を集めることから始めます。

情報収集の主な方法は、以下の通りです。

・ユーザーへのインタビューやアンケート
・アクセス解析ツールを利用したデータ分析
・一般公開されている調査データの活用


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分類

インタビューやアンケートで集めた基本情報や性格に関する項目について、共通する項目を探して分類し、ターゲットユーザーを想定します。


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作成

獲得した情報を分類して明確にすることで、ターゲットとなるユーザーの特徴をまとめた架空のユーザー像を作り上げます。

最終的にユーザー像となるペルソナを設定するときには、特徴を文章で表現するだけでなく、外見がイメージしやすい写真の活用もおすすめです。


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ペルソナ設定時の注意点

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先入観を反映させない

ペルソナを作成するときには、先入観を反映させないように注意する必要があります。

ペルソナを作成する人が抱いているイメージをペルソナに反映させてしまうと、ユーザー視点での精度が低くなり、本来のユーザーが抱くニーズとかけ離れてしまうかもしれないからです。

ユーザーへのインタビューやアンケートによるリアルな情報を重視することで、先入観を排除したペルソナを作ることができます。


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行動に至る動機に着目する

ペルソナを設定した後は、ユーザーがその行動を取るに至るまでの動機に着目することが重要になります。

具体的な行動プロセスを想定するためには、以下のような方法が有効です。

・動機や時系列を箇条書きにする
・集めた情報を使ってストーリーにする
・エピソードを盛り込んだりする

ストーリー仕立てにすることで、設定したペルソナのリアル感をよりイメージしやすくなるでしょう。


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まとめ

ペルソナの設定は、商品やサービスを提供するWEBサイトを運営する上でマーケティングとして欠かすことのできない手法の一つです。

事実に基づいたリアルな情報から架空のユーザー像であるペルソナを作り上げることで、関係者間でイメージを統一しやすい、開発や企画の方針を定めやすい、時間やコストを削減できるなど、様々な効果が期待できます。

最初にペルソナを設定した後も定期的に設定内容を見直すことで、ターゲットユーザーに対して継続的に有効な施策を実施できるでしょう。

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この記事を書いたライター

SEO施策部

SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。
サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超の塩田英司のノウハウをSEOサービスに反映し、2000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。

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