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MEO対策 2023/09/12

飲食店の販促・集客ツールのオススメ8選をMEO会社目線で解説

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本記事では「飲食店」が販促・集客のために導入するツールについてMEO会社目線からまとめました。MEO会社だからこそ分かる、飲食店関係の方がWebからの販促・集客にはどのツールを使えばよいかを、MEO対策のことを絡めながら、Googleビジネスプロフィールの運用方法まで解説していきます。

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ツール導入時に知りたい重要ポイント

飲食店の販促・集客ツールを導入する上で重要なポイントを紹介します。

ツール導入で重要なポイントは3つです。

  1. 認知度アップが期待できるか
  2. 顧客情報の獲得ができるか
  3. 実際の営業に活かせるか

ツールを導入する目的によって、上記ポイントに該当する・しないが変わりますが、この3つのいずれかは必ず備わっています。今回はMEO対策にも関わる内容でもあるため、導入時には必ずこのポイントを確認してください。

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認知度アップが期待できるか

1つ目は、認知度アップが期待できるかどうかです。飲食店で集客を増やすためには避けては通れない要素です。お店の名前・住所・看板メニューを大勢のユーザーに知ってもらわなくてはいけません。

利用ユーザーの多さや、発信できる内容でアプローチの方法もそれぞれ変えていきましょう。

例えば、Instagramは写真と動画で料理を美味しく撮ることで、ユーザーに「お店に行ってみたい」という気持ちを抱かせることができるため、集客に効果的なアプローチ方法となります。

SNS、ポータルサイトは利用者数が多いものから優先的に登録し、良い写真と良いクチコミを増やすようにしてください。

またホットペッパー、ぐるなび、食べログなどのポータルサイトに登録する際は、Googleビジネスプロフィールに登録している店舗名、住所、電話番号と必ず完全に一致するように記載してください。(大文字・小文字、全角・半角、○丁目なのか○-○なのかなど)

NAP情報を統一させることはMEO対策で重要な項目となります。

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顧客情報の獲得ができるか

2つ目は、顧客情報を獲得できるかです。お店を利用してくれたユーザーの名前、性別、生年月日、連絡先などは顧客情報として今後の集客に重要です。予約・来店の経路まで把握できればさらに集客ができるポイントが分かります。

販促・集客ツールによって顧客情報を獲得できる内容が異なるので、目的にあったツールを導入してください。

店舗用に作成したスマートフォンアプリであれば、会員情報として登録画面から名前、性別、生年月日、連絡先の顧客情報を獲得することに向いています。

Instagram、Facebook、TwitterなどのSNSツールであれば、フォローしてもらうと直接繋がりができ、お店の宣伝がダイレクトにおこなえます。

Googleビジネスプロフィールからは、ユーザーがどの検索キーワードから自分たちの運営するお店を調べて来たのかが分かります。プラットフォームとデバイスの内訳もGoogle検索なのか、Google Mapsなのか、パソコンからなのか、モバイルからなのかまで表示されます。

顧客情報が獲得できると、直接顧客にアプローチするだけではなく、既存の広告やWebサイトの見直し、新たに取り組む販促活動でのヒントになります。

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実際の営業に活かせるか

3つ目は、ツールの導入から実際に営業に活かせるかです。集客・売上へと繋がらなければ導入をした意味がありません。

「Instagram、Facebook、TwitterなどのSNSツールを導入したが投稿がほんとんどされていない」「ホームページを作成したが更新は止まっている」など、導入はしたが運用を継続的におこなわないことで、売上を伸ばすどころか逆に売上を下げる場合があります。

ホームページ、SNSツールなどはWeb上の店舗でもあるため、更新がされないと営業をしているのか分からないので、ユーザーからの信用が下がります。しっかり情報更新をし、コンテンツの内容をこだわれば、ユーザーがSNSでオススメの店舗として紹介をしてくれることも期待できます。

Webからリアルタイムにメッセージや注文が受けられるようにしても、即時対応できなければなりません。対応できる人員、注文の数など把握できないとクレームの対象となります。

グルメ情報サイトや、Googleビジネスプロフィールでは、”クチコミ”が重要となります。クチコミの数を増やすことはもちろんですが、悪いクチコミに対してどう対応するのかを多くの店舗が悩んでいることでしょう。

MEO対策にはこのクチコミが重要な要素となるため、件数と質(評価)を意識して店舗全体の運営をしていくことが重要です。

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MEO会社目線からの飲食店の販促・集客ツールのオススメ8選

「このツールはオススメだ!」とMEO会社が感じているツールを選びました。

ツール自体の利便性や販促・集客性だけではなく、導入することでMEO対策に効果的な活用方法も合わせて解説していきます。すでに該当のツールを導入している方も、導入を検討している方もこれから説明する活用方法を取り入れていただきたいです。

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Googleビジネスプロフィール

Googleビジネスプロフィール


GoogleビジネスプロフィールはGoogle検索とGoogle Mapsにお店の情報が表示されます。Googleの検索エンジンを利用するユーザーへのアプローチなので、集客の期待値が1番あります。

ユーザーと直接やり取りができるコメント機能や、ユーザーからのお店の評価が分かるクチコミ機能などリアルなやり取りが可能です。

飲食店で特に活用してほしい機能が4つあります。

1. メニュー・サービス機能

Googleビジネスプロフィールは様々なジャンルからの登録が可能ですが、飲食店には「メニュー」や「料理の注文」など専用の機能が搭載されています。まだまだこの機能を活用できている店舗が少ないので、競合店舗と差をつけるためにもGoogleビジネスプロフィールの活用に注力してください。


Googleビジネスプロフィール メニュー・サービス機能

2. クーポン機能

飲食店でよく使われるクーポンを、投稿機能を使っておこなえます。有料サイトへの掲載費・広告費がかからず、無料でクーポンを発行できます。

3. フォロー機能

Google Mapsアプリだけの機能ですが、お気に入りのお店をフォローする機能があります。フォローすると、お店の最新情報をアプリがユーザーに通知してくれます。SNSツールのようにフォロワーにアプローチできます。こちらを多く獲得してGoogleからの集客を大きくリードしたいところです。

Googleビジネスプロフィール フォロー機能

4. テイクアウト・デリバリー情報の追加

Googleビジネスプロフィールでは、テイクアウト・デリバリー情報の表示ができます。

コロナ禍の影響で、テイクアウト・デリバリーは飲食店でも重要な項目となっています。対応している店舗はこちらの設定を忘れずにおこなってください。


Googleビジネスプロフィールは無料で始められ、発信できる内容も多いためWebでは1番に注力しなければいけません。

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自社ホームページ

自社ホームページ


自社ホームページでは、お店の雰囲気、料理、スタッフなどの写真・動画などを自由に発信してアピールができます。飲食店ではグルメ情報サイトの登録のみで、自社ホームページを持たないお店も多い中、競合店舗との差別化を図るためにも導入をオススメしています。

Web上の”店舗”となるので、ユーザーが実際に来店するか検討している時に、料理や店内の魅力をここでアピールをすることが重要となります。通販ができるページも作成すれば、来店以外での売上や遠方のユーザーからの売上も見込めるので、メリットが多くあります。

コストをかけられない時は、Googleビジネスプロフィールから無料でホームページが作成できるのでこちらを利用してください。


ホームページにかかるコストは無料もあれば、制作規模などで数百万かかる場合もありバラバラです。今回オススメしているツールの中で1番コストが読みにくいため、自分たちで運営するか、外注するかは慎重に決めてください。

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リスティング広告

リスティング広告


リスティング広告は飲食店と相性がいいです。それは、「運用する予算を自由に設定できる」「エリアとターゲットを絞り込める」「配信する時間と曜日を選べる」この3つができるからです。

ターゲットにピンポイントで広告が出せるため効率が良いですが、客単価の低い飲食店ではリピート顧客になってもらわないと赤字となります。

来店してくれたユーザーへ後からDMなどで販促活動ができるように顧客情報を取得する工夫も必要です。リピート顧客をどれだけ増やせるか、忘年会や結婚式の二次会で人数の多い予約を獲得できるかなど、お店によってリスティング広告の活用方法は様々です。

リスティングは自分でかける費用を設定できるので、運用や設定のスキルでパフォーマンスが変わります。運用に自信がない場合は、リスティング運用代行会社に依頼しましょう。契約期間やアカウント状況にもよりますが、手数料は月の出稿費用の20〜30%が相場です。

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SNSツール

SNSツール


SNSツールは、店舗が発信した情報をユーザーが拡散してくれることが魅力のツールです。「いいね」や「リツイート」をしてもらうと、メニューの紹介やキャンペーン・クーポンなどの情報もすぐに広がります。

Instagramは写真・動画がメインなので、料理と店舗の内装・外装を分かりやすく、魅力的に伝えることが可能です。外国人観光客にもアピールするためにハッシュタグなども工夫すると、集客に差が生まれます。

MEO対策にもSNSツールからの影響力が関係あります。更新頻度と知名度を上げると、SNSとGoogle Maps両方からの販促・集客アップが期待できます。


Twitter、Instagramなど定期的に投稿をおこない、フォロワーからの「いいね」「引用」が増えることでオンライン上での知名度・認知度が高まるとナレッジパネルにアイコンが表示されます。

これは、GoogleがSNSのアカウントとビジネスプロフィールを自動で紐づけをおこない評価されるとこのような表示がされます。

是非この状態になるまで、運営しているSNSの認知度・発信力を高めていただきたいです。

ナレッジパネル アイコン表示


SNSツールはほとんどが無料で始められるので、小規模店舗でも安心して始められます。写真や動画にこだわってアップしてください。

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グルメ情報サイト

グルメ情報サイト


ホットペッパー・ぐるなび・食べログなど、飲食店を探す時によく使われるグルメ情報サイトには必ず店舗情報の登録をおすすめします。MEO会社からの目線だと、このグルメ情報サイトの登録はかなり重要な要素となる項目です。

集客はもちろんですが、知名度の高いグルメ情報サイトに掲載されることで、MEO対策で重要なサイテーションの獲得ができます。店舗情報を登録する際は、NAP情報を統一させることも忘れないでください。

自社ホームページを持たない方は、ここの情報の充実がリスティング広告の品質スコアや、MEO対策のサイテーションの影響が大きくなります。


ぐるなびは、Googleビジネスプロフィールの「予約ボタン」からプロバイダと連携し、予約を直接管理できます。

【参考記事】
Google で予約を直接管理する|Google ビジネス プロフィール ヘルプ


食べログ、出前館などのクチコミもGoogleビジネスプロフィールに表示がされます。大変ですが、クチコミがある媒体はすべて重要と考え、クレームを無くしてユーザーに喜んでもらうようなサービスを提供しましょう。

Googleビジネスプロフィール 食べログ、出前館などのクチコミ表示画面


グルメ情報サイトは0円から始められるプランもありますが、掲載できる情報が非常に少なくなり、お試しプランのような形です。殆どの店舗は有料プランで10,000円〜100,000円とコストが変わります。集客数はかなり見込めるので、掲載できる内容やサポート内容を考えて媒体とプランを選びましょう。

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LINE公式アカウント

LINE公式アカウント


LINEは日本に住んでいてスマートフォンを利用しているほとんどの方が利用しているアプリです。店舗のLINE公式アカウントに登録してもらえると、簡単に情報を一斉送信で伝えられることが強みです。

「発信の頻度が多すぎる」「発信の内容に魅力がない」など、不快感を与えると友だち登録の解除やブロックをすぐされるので、クーポンやキャンペーンの内容がユーザーにとってメリットが大きいものにしないといけません。

LINE公式アカウントは、現在Googleビジネスプロフィールとの連動はありませんが、飲食店での販促・集客活動では重要なツールとなります。

スマートフォンアプリなので、ここからのGoogle Mapsのクチコミを確認する、店内・料理の撮影などGoogleビジネスプロフィールへの関連度が見込めるアプリなので注力していただきたいです。

LINE公式アカウントの月額料金設定は、

  • フリープラン:無料
  • ライトプラン:5,000円
  • スタンダードプラン:15,000円

となっています。プランによってメッセージが送れる数や追加料金も違います。

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看板・チラシ

看板・チラシ


看板・チラシはWeb広告と違い、直接手に取ってもらうことや、店内やバス・電車、公共の場で見てもらうことができます。Web広告よりも、このような紙媒体の方が効果を期待できる年齢層や地域もあります。

特に飲食店では写真が大事なので、見てもらう機会が増える看板・チラシの効果は高いです。最近はチラシや店内ポップにQRコードを載せて、Googleビジネスプロフィールへのクチコミへの誘導をしている店舗も増えています。

広告から更にクチコミを書いてもらい、売上と販促の強化ができる素晴らしい施策です。「クチコミを書いたら〇〇サービス・無料」など報酬や特典を提供する行為、同一人物が別アカウントで何度もクチコミを書くなど、Googleのポリシーに違反することがないようにしてください。


看板・チラシは設置する場所や規模でかかるコストが変わります。店内や近所に自作のチラシやポップを自分たちで配るのは無料ですが、地域全体へのチラシ、店内やバス・電車などの中吊りは外部の業者に依頼も必要なため高額な費用がかかります。

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スマートフォンアプリ

スマートフォンアプリ


飲食店で店舗独自のアプリを用意している店舗が増えています。アプリから来店スタンプや金額に応じてのポイント付与など、リピートしたくなる特典要素を入れています。メルマガやDMも送ることができるので、リピーターを増やすためにとてもいいツールです。

基本的にはファンの方がインストールしてくれるので、Googleビジネスプロフィールやグルメ情報サイトへのクチコミへと誘導する機能を付けた方がいいでしょう。

飲食店アプリの開発費は制作会社や開発内容によって変わりますが、初期費用が50,000円〜、月額料金が20,000円〜となっている会社が多いようです。開発を考えている場合は、複数社見積もりを取るようにしてください。

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まとめ

飲食店の販促・集客ツールのオススメ8選をMEO会社目線で解説させていただきました。

今回オススメしたツールは、すべてGoogleビジネスプロフィールとの相性がよく、導入をしていただければ販促・集客が伸びる可能性が高いです。

ここで紹介したポイントを意識してツールを導入し、運営に活かしていただくとMEOの効果を効率的に上げることができるため、競合店舗より一歩リードしてGoogleビジネスプロフィールを運用できるはずです。

紹介したツール以外にも、Googleビジネスプロフィールとの相性が良いものもあると思います。「このツールを活用するとGoogleビジネスプロフィールにはどう活かせるか?」という視点を持っていただくと、この記事を読んでいただいた意味があると思います。

飲食店のMEO対策はコロナ禍が落ち着いてきた今、激戦状態となってきています。ここでは説明しきれていない対策方法や、キーワード選定のコツを紹介している記事もあるので、是非そちらも読んでみてください。



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この記事を書いたライター

MEO施策部

オルグロー株式会社のMEO施策部は、地域の中小企業や地元の事業者がオンラインで成功するための専門的な支援を提供する組織です。クライアントのレビュー管理やオンライン評判の向上もサポートし、信頼性と信頼度を高めています。

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