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SEO対策 2022/10/25

中小企業こそSEO対策に取り組む必要がある理由

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本記事は、中小企業のSEO対策における重要なポイントについてまとめた記事になります。これからGoogle・Yahoo等の検索エンジンからの集客を強化していきたい方、SEO対策で集客に伸び悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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中小企業こそSEO対策に取り組む必要がある

中小企業がWEBサイトからの集客を考える際に方法はいくつかあります。
その中でも有効な手段の一つに、SEO対策があります。

「小さな会社だからSEOをしても意味がなさそう・・・」「小規模なWEBサイトだし、予算も限られているからSEOはできない・・・」と言ったように、SEOをあきらめている企業が少なくありません。

実際は、中小規模のWEBサイトだからこそSEOに向いていることが多いのです。

ただ、「SEO対策はどうすればいいのか?」「自社で取り組むことはできるのか?」「本当に意味はあるのか?」などさまざまな疑問があるかと思います。

ここではそういった疑問を解消するために、中小企業のSEOに有効な手段や取り組むべきポイントなど、すぐ実践できるように解説していきます。

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中小企業がSEO対策を自社で始めるには

まずは、SEO対策がどのようなものかを知りましょう。


SEO対策はするべきことがかなり多く、自社ですべてを内製化することは難しいです。WEB専門の担当者が何人もいれば可能かもしれませんが、中小企業のほとんどが専門の担当者がいないケースが多いです。

では、どのように中小企業はSEO対策を始めればいいのか?
大きく分けて2つになります。

① SEO専門の人材を採用して、自社で対策する

【メリット】

・自社で内製化ができる
・レスポンスが早い

【デメリット】

・コストが非常にかかる
・担当者のレベルで結果が大きく異なる
・担当者が辞めるリスクがある
・SEO対策に時間をが掛かる

② 中小企業のSEOに強い業者に依頼する

【メリット】

・コストが抑えられる
・最新のSEO情報が手に入りやすい
・SEO対策のノウハウを学べる
・良質なSEO対策を行える
・専用の有料ツールを駆使して分析をしてもらえる

【デメリット】

・コストがあまりかからない
・悪徳業者が存在するリスク
・依頼したからといって、必ず上位表示される保証はない


以上のようなメリット・デメリットがありますが、業者にSEO対策を依頼したほうがコストも抑えられて、良質なSEO対策を始めることができます。

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中小企業がSEOで意識すべきこと

まずはどのようなお客様をターゲットにするかを把握する必要があります。
自社の強みを分析して、ピンポイントで集客できるようにしましょう。

できるだけライバルが少ない「ロングテールキーワード」を選定することがおすすめです。


幅広くターゲティングをしてしまうとそれだけ競合の会社が増え、情報が分散してしまい何を伝えたいサイトなのか、Googleから認識されづらくなってしまいます。結果、順位改善が難しくなってくるケースがあります。

自社の強みを知ったうえで、エリアやターゲットなどをある程度絞り、効率的にSEO対策を行いましょう。

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中小企業がSEOをする際に気を付けること

ビックキーワードばかりを狙わない

SEO対策をするうえで、検索ボリュームが多いキーワードばかりを選定してしまう方がいます。

検索数が多ければ集客につながりやすいというのは間違いで、
「競合会社が多い」「順位改善が難しい」「ユーザーの目的がはっきりしていない」など、
集客につながりにくいケースが多いです。

自社の強みを分析して、ターゲットを絞ったキーワード選定をしましょう。

コストをかけすぎない

SEO対策をするうえで、費用をかければ順位が改善できると勘違いされてる方が多いです。

当然、費用をかければできることも増えるので、順位改善の確率は高くなりますが、かけた費用に対して集客がとれなければ意味がありません。

一番重要なのは、競合会社との差分をしっかり把握して、必要最低限の施策で順位改善をすることです。

高い費用対効果を出すために、できるだけコストを抑えてSEO対策をしましょう。

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中小企業がSEO対策を行うメリット

会社の認知度を上げて、コストをかけずに売り上げをアップするために、中小企業こそSEO対策に取り組む必要がある理由は下記の通りです。

・ モチベーションの高い顧客を集客できる
・ 中小企業はSEO対策を始めやすい

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モチベーションが高い顧客を集客できる

中小企業によってビジネスモデルが異なるケースが多いですが、中小企業の場合、ニッチな業界や地域ビジネスであることが多いです。

そのような場合は、ターゲットが自ずと絞られるため、ロングテールキーワードなどでの対策を行う事で、購買意欲の高いモチベーションのあるお客様を見込み客にしやすく、認知してもらうことができます。

自社商品に興味・関心の強いユーザーや、モチベーションの高いユーザーの行動プロセスを予測して、本当に役に立つコンテンツを作成できるのも中小企業ならではの強みです。

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中小企業はSEO対策を始めやすい

中小規模の企業は以下の特長があるため、SEO対策を行いやすいです。

・企業ブランディングやブランディングルールが厳格でない
・デザイン、情報システム管理などの他部門の都合による施策の制約が少ない

このような項目は大企業だと制約になっている場合が多く、思わぬ都合によって最善のSEO施策ができないという事があります。結果として、アルゴリズムの変更に施策が適応しづらいという側面があります。

広告よりも品質が重視されるSEO施策はコストも膨らみづらいため、WEB集客効果を最大化するための基本の施策となります。中小企業や個人事業主の中には、小さなWEBサイトだから検索上位に表示させるのは難しい、あるいはSEO対策をしても意味がないと思い込み、諦めてしまっているケースが少なくありません。

しかし、今回紹介した内容をみると、むしろ自分たちのような小さな会社・WEBサイトこそSEOに向いている!と思われる方が多いはずです。

まだ対策をしていない、あるいは今の対策が不十分と感じている場合は、検索上位を狙える競合が少ないキーワードを見つけて、本当に役立つコンテンツを作成するなど、早い段階からSEO対策に取り組みましょう。

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中小企業がSEO対策を成功させるためのポイント

中小企業がSEO対策を成功させるためには、意識しないといけないポイントが下記の通りです。

・ 競合他社の分析を行う
・ 自社の強みを把握する
・ キーワード選定を適切に行う

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競合他社の分析を行う

競合調査は、他社が狙っているキーワードやどのような集客方法をとっているかを調査して、自社の戦略に活かすことです。

順位を改善する際にも、すでに上位に表示されてるWEBサイト(Googleからすでに評価されている)を分析し、自社サイトとの差分を明確にして施策を行なうことで、高い効果を発揮しやすくなります。

また、競合サイトが狙っていないキーワードで対策することも有効です。よく検索される王道キーワードは競合会社も狙ってる可能性がかなり高いので、順位改善が難しい場合があります。その際は同じ土俵で戦わず、競合会社が狙っていないキーワードで対策することも戦法の一つです。

このように競合調査をすることで戦略を練ることができ、効率的に集客をすることができるので、SEO対策を成功させるには必要な作業になります。

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自社の強みをしっかり把握する

SEO対策をするうえでまずは、自社の強みを知ることは大手企業や競合会社との差別化のポイントになるので重要です。

例えば

・費用が安い
・デザインや品質が優れている
・品揃えがいい
・他社が行っていないサービスがある
・スタッフの対応が優れてる
・評判がいい

など、様々な強みがあるかと思います。

このような強みを自社で把握できれば、大手企業には敵わなくても、ピンポイントの部分で優っている部分があれば、ターゲットを絞り効率的に集客をしていくことが可能です。

大手企業とは同じ土俵で戦わず、中小企業ならではの集客を意識しましょう。

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キーワード選定を適切に行う

SEO対策をする上で、最も大事なことがキーワード選定になります。

特に中小企業は競合性が高いキーワードばかりで対策をしてしまうと、そもそも順位改善ができないケースがあります。

前述したように、自社の強みを把握して、ビックキーワードではなくできるだけロングテールのキーワードで対策をしましょう。

競合性の少ないキーワードを絞る

大手企業では、検索回数が多いビッグキーワードでの上位表示を目指すことが多いため、サイト作りやSEO戦略を策定するのに多大なコストを投じています。

■ 長野県諏訪市で家具を販売する業者と設定した場合

対象キーワードの競合性の高さを調べるには、Google広告のキーワードプランナーを使います。

キーワードプランナー


例えば、長野県諏訪市で家具を販売する業者がキーワード選定をする上で、下記のキーワードで検索された場合の検索ボリュームを調べてみました。

「家具」:90,500回
「長野 家具」:720回
「諏訪市 家具」:10回

「家具」というビッグキーワードで調べると、月間平均検索ボリュームは90,500回でした。
次に、「長野 家具」というキーワードで調べると、月間平均検索ボリュームは720回でしたが、競合性の項目は「高」となっていました。

そこで最後に、「諏訪市 家具」というキーワードで調べてみると、月間平均検索ボリュームが10回となり、競合性も「低」という結果となりました。

このように、「地域名+商品名(サービス名)」を意識してキーワードを作り、検索ボリュームが少なくなれば競合性が低くなるため、検索結果に上位表示される確率が高くなります。

このようにキーワードを選定していくことが重要です。

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中小企業がSEO対策にかける費用の相場・おすすめの企業

SEO対策は決まった金額が決まっているわけでなく、業者によって金額や契約プラン、対策内容、強みが様々です。

ここでは、中小企業がSEO対策を取り組む際の相場とおすすめ企業を紹介していきます。

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中小企業が取り組むSEO対策の相場

SEO契約種類支払い方法相場
固定型SEO対策月額固定月額 3~10万円
成果報酬型SEO対策成果報酬1キーワード 500~5,000円/日
内部対策のみ一括支払い10~50万円
外部対策のみ月額固定月額 1~5万円
コンテンツSEO(記事制作)一括支払い3,000文字 15,000~30,000円

※ 上記金額はおおよその金額になります。WEBサイトの状況・競合性・対策するキーワードによって施策内容、金額が変わるケースがあります。

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中小企業がSEO対策の業者を選ぶポイント

事前に改善案を明確にしてくれる業者

SEO対策をするうえで、WEBサイトによって改善するポイントは様々です。

通常、サイトの規模や対策キーワードの難易度・競合サイトの状況などを考慮した上で最適な対策を行いますが、SEO業者によっては、「コラムページを作る」「ブログを代行で更新する」「外部対策だけ行う」といったテンプレートの対策しか行わない業者が存在します。

テンプレートの対策の場合、サイトの課題と対策内容がミスマッチとなり対策を行っても、順位・集客効果が出ずにコストだけがかかってしまいます。

中小企業がSEO対策の業者を選ぶ際は、事前にWEBサイト分析・競合分析をし、オーダーメイドで改善案を出してくれる業者が無駄なコストを抑えることができ、高い効果を出しやすいです。

サポート体制がしっかりしている業者

SEO対策は集客を増やすことが目的で、ただ順位を上げることがゴールではありません。順位改善を図りながら、より集客につながりやすくするように分析をし、中長期的に施策を行なうことが重要です。

その際にサポート体制がしっかりしていない業者だと、連絡もなくて何をしてるかわからないとなってしまうことがあります。

サポート体制がしっかりしている業者は定期的な現状の報告やCV獲得を考慮した提案、課題解決のためのアフターサポート、Googleのアップデート情報の共有など充実したサポートをしてくれます。

さらに、専門のサポートがつくことで、SEO対策のサポートを受けながらノウハウを蓄積し、知識を養うことができます。

ただ順位を改善するだけではなく、その先の集客アップのサポートまでアフターフォローしている業者を選ぶことが重要です。

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中小企業のSEO対策に強い会社

ここからは中小企業がSEO対策を依頼する際に、おすすめの業者を紹介いたします。

オルグロー株式会社

オルグロー株式会社

オルグロー株式会社は東京の渋谷に本社を置き、インターネットを利用した製品・サービス・デザインを提供する会社で、オルグローに関わる皆様へ、時間と場所の制約を超えた心おどるインターネットライフを届ける会社です。海外にも支社を置いて、様々なサービスを提供している会社です。

ホワイトリンクというサービス名でSEO対策を提供しています。海外の人材等をうまく活用して、高品質なSEOを低価格で提供しており、中小企業のクライアントを中心に、数多くの実績を持っています。

SEO対策の費用は、月額30,000円~50,000円で多数のキーワードで対策できます。

さらに契約期間中は専属のSEOディレクターが付き、WEB集客全般のアフターフォローをしてくれることも特徴です。

株式会社すまいるネット

株式会社すまいるネット

株式会社すまいるネットは渋谷区神宮前に本社を置き、Webサイト制作・SEO対策サービス・ホスティングサービス・ポータルサイト運営を主な事業内容とする企業です。

一番の特徴が、6ヶ月契約・1キーワード・初期費用30,000円+月々10,000円で行えるSEO対策を提供している会社でお試し感覚でSEO対策を始められます。

少ないキーワード数に絞って対策をするので、成果が出やすいのも特徴の一つです。

株式会社IA

株式会社IA

株式会社IAは、東京都中央区に本社を構え、北海道にも支社がある会社です。

事業内容は、SEM事業・webサイト制作・webシステム開発・ポータルサイトの運営などを行っています。SEO対策では、「ワンコインSEO」という名称でサービスを提供しています。

地域名を含む中小企業向きの複合キーワードが対象になっており、SEO対策の費用は月額3,000円+別途事務手数料で提供をしています。契約期間中に一度も10位以内に表示ができなければ、全額返金と1%の利子をつけるという保証がついてるのも特徴の1つになります。

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まとめ

中小企業がSEO対策をする際に取り組むべきポイントについて述べていきました。

このように、中小企業は大手企業が行なうSEO対策とは違う部分も意識しながら戦略を考えることがとても重要で、リソース不足を補うためにも専門の業者を使い、できるだけコストを抑えるかつ高い成果を出せるように計画をしましょう。

中小企業ならではの戦い方があると思いますので、ここまで述べてきたことを参考にしていただいて費用対効果の高いSEO対策を心がけましょう!


この記事を書いたライター

SEO施策部

SEMを軸にSEOの施策を行うオルグロー内の一部署。 サイト構築段階からのSEO要件のチェックやコンテンツ作成やサイト設計までを一貫して行う。社内でもひときわ豊富な知見を有する。またSEO歴15年超のノウハウをSEOサービスに反映し、3,000社を超える個人事業主から中堅企業までの幅広い顧客層に向けてビジネス規模にあった施策を提供し続けている。

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