SEO対策 WEBサイト作成時のターゲットユーザーの決め方やペルソナとの違いとは?

WEBマーケティングでよく用いられる単語の中から、今回は「ターゲットユーザー」の意味や決め方、ペルソナとの違いについて解説します。
ターゲットユーザーの意味は?
「ターゲットユーザー」とは、WEBサイトや商品、サービスなどを利用すると想定されるユーザーのことを指します。年齢、性別、職業、年収などの観点から分類して、具体的に見込み顧客として定めてターゲットユーザーを決めます。
WEBサイトを作成する際はもちろん、商品やサービスを企画する際にはユーザーのニーズに基づきマーケティング戦略を考えることができるため、ターゲットユーザーを設定することは非常に重要です。
ターゲットユーザーを決める必要性とは?
WEBサイトを運営していく際に、ターゲットユーザーが設定されていないと徐々に利用するユーザーのニーズとのズレが生じ、必要とされているサービスとは異なるサービスを提供してしまう、といった可能性があります。
一方、WEBサイトを作る際にターゲットユーザーを明確にすると、見込み顧客に対して的確な商品やサービスを届けることができるため、その効果を最大限に発揮することができます。
WEBサイトを作成する際には様々な人が企画や開発に携わります。そのため、ターゲットユーザーをきちんと設定することでコンセプトのズレをなくし、ターゲットユーザーのニーズや傾向を見極めながら適切なコンテンツやサービスを提供していくことがWEBマーケティングを行う上では必要になります。
ターゲットユーザーとペルソナとの違い
年齢、性別、職業、年収などでユーザーを分類し、見込み客となるユーザーを決めるターゲットユーザーに対し、ユーザーとなる人物がより詳細に設定されているのがペルソナです。
ターゲットとなるユーザー層を考えるという点ではどちらも同じですが、ターゲットユーザーが大きな層を対象にユーザーを設定するのに対し、ペルソナは1人の架空の人物を作り上げてユーザーを設定します。
たとえば、以下のような違いがあります。
ターゲットユーザー | 20代、女性、事務職、年収300万、未婚など |
---|---|
ペルソナ | 23歳、女性、B2Bのインターネット広告販売会社の受付および総務を担当しており入社2年目、未婚だが結婚願望は強く婚活イベントに月一で参加している。・・・など1個人を想定します。 |
Webサイトの規模によっては、ペルソナを何十、何百というパターンを設定して行動を研究していき、マーケティングプランを展開していくケースもあります。重要なのはペルソナ設定そのものではなく、そこから導き出されるペルソナの行動パターンになります。ペルソナの行動パターンから適切な「ターゲットユーザー」を考えて、Webサイトを構築する手法もあります。
ターゲットユーザーを設定できればWEBサイトや商品のコンセプトをはっきりさせることができますし、曖昧なままで進めてしまうとユーザーのニーズに合わない、魅力が感じられない状態に陥ってしまいます。そのため、新たにWEBサイトやサービスを展開する際には、必ずターゲットユーザーを設定してから企画、開発を進めるようにしましょう。
以上、「ターゲットユーザー」の意味や決め方、ペルソナとの違いについての解説でした。