SEO対策 Google検索の音声認識は意味を理解できるのか?

2016年頃にはすでに検索全体の20%が音声検索でしたが、今後2020年までに検索全体の50%が音声検索になると予想されています。
Googleの検索エンジンは高度なAI技術によって、人間が書いた文章の意味をかなり深く理解できます。そのため、音声検索の利用が今後ますます増え続けていくと考えられます。
今回は、今後さらに開発が進んでいく音声認識がどの程度SEOに影響するのか、そしてGoogleがどこまで対応しているのか、現地点でのGoogleからの回答をもとに紹介します。
Google検索の音声認識は意味を理解できるのか?
Google検索の音声認識力に関する疑問が多くありますが、現時点でGoogleは以下のような回答を公表しています。
質問:WEBサイトに埋め込んだ音声をGoogleは理解できるのか?
Google回答:『NO(いいえ)』
Googleのゲイリー・イリーズ氏による回答から、現時点でGoogle検索の音声認識は音声から内容を理解できないことがわかりました。
検索順位を決められるほどの品質に達していない
検索結果に表示される情報に不備があれば、Googleの信用にかかわる重大な問題です。
音声認識技術がユーザーの信頼を勝ち取るほどの品質に達していなければ、Googleが検索順位を決める技術として使わないでしょう。
実際、WEBサイトに埋め込んだ音声の意味を理解できないとGoogleが回答しているように、現時点ではまだGoogle検索の音声認識力は音声や動画の中身を理解するまでの品質は実現できていません。
会話からユーザーの意図を把握する技術は開発途中
以前からGoogleでは会話からユーザーの意図を把握するアルゴリズムが求められると予想して、それを実現するための技術開発を進めてきました。
YouTubeのような動画サービスでは、音声認識を使って動画で流れる音声に対して自動で字幕を生成する機能を使用しています。主に、英語の動画で用いられるこの機能は、読み取った英語のテキストが誤って記載されている、自動翻訳により生成されたテキストが間違って表示されるケースがあります。
このように、音声認識による解読の正確性に問題がある以上、検索順位を決められるレベルに到達するにはまだ改善点が多いといえます。

以上、Googleの音声認識がどの程度SEO上の効果に影響するのか、そしてGoogleがどこまで対応しているのかについての解説でした。